インディアン、ウソつかない


お宝写真・ビルマロード特集<1>

場所・ナムカム(中国国境近く)

ミャンマーで走っている車の大半は日本からの中古車だ。

元・商用車も多く、「福山通運」「西武バス」といった大手から、「珍田興業」「林田工務店」といった個人経営の会社で所有していたと思われる車まで、さまざまだ。

しかし、なぜ、ミャンマーの人たちは、車体に書かれている昔の会社名を消さないのか?

この質問に、あるミャンマー人はこう答えている。
「そりゃ、日本語が書いてあれば、ほんとうの日本の中古車だってわかるからですよ。値段も高く売れるんです」

そのせいなんだろうか、ミャンマーの車にはときどき、明らかにミャンマーの人が手製でつくったとおぼしき、「ウソの会社名」が書かれている。
この「トヨタオート〜」もその一例だ。
最後の漢字が「和」とも「邦」ともとれる、微妙な線をついているところがイケてる。
これは高く売れるからというより、「かっこいいから」わざわざ書いてみたのだろう。

中央に大きくインディアンの絵があるのが謎だが、「インディアン、ウソつかない」という意味で、車の正当性を誇示しているのだと専門家は指摘している…。



高野秀行 | 辺境お宝写真 | 07:02 AM | comments (2) | trackback (0)

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