今年の日本は台風と地震に見舞われていた。
海外に住むボクでも知人の故郷が新潟で心配した記憶はまだ遠いものではない。
いつもマレーシアを語る時、地震、火山、台風がないので住みやすい国だと話している。
しかし、今朝のスマトラ沖地震で、ペナンやランカウイなども島や西海岸が津波に襲われた。
特にペナンには、釣り船業をやっている中国系の無二の親友がいるので、驚いて電話した。さいわい無事であることが確認できたので安心したが、バトゥ・フェリンギだけでも17人死亡と報道されている。
週末は子供を遊ばせようと地元の人々が多く海岸にいる。
また、その遊泳客目当ての美味いマレー系の屋台も出ている。
話を聞けば、あの人と思い出せる人もいるかもしれない。
かくして釣り船の親友だって海に出ていて、もう少し違う場所にいたら危なかったといっていた。
ところで親友の話だと、津波の前に海から水が静かに引いていくのが不気味だったそうだ。加えて今日は大潮だったというから、海水の量の動きは大きかったに違いない。
「世界の終わりだったみたい」という彼の話は、不気味な無音の映像として脳のスクリーンに映し出される。
マレーシアで脳天気に過ごしているボクにも、冷や水を浴びせるような出来事だった。
本当に対岸の火事ではないという言葉が身にしみる。
スマトラ、スリランカ、インド南部、マレーシアはこういった対岸から渡ってきた民族で成り立っている。
死者の数は7000人というが、もっと増えることだろう。
マレーシア人にとっても痛ましい記憶の日となるだろう。
ランカウイとスマトラの知人のことも心配だ…。
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ランカウィ尾島さんは無事だそうです。