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再び大津波について – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

再び大津波について

ここ3日、2泊3日で日本にとんぼ返りしていたことと、やはり大津波のこととで更新ができませんでした。
日本の知人からも「津波はどうでした」と訪ねられることも多かった。
マレーシアで初めに住んだ場所は首都のクアラルンプールではなく、ペナンだったのでボクの衝撃も大きかった。
近いうちにペナンに行きたいと思っている。
ところで津波の2日後に読売新聞に被害国のGDP一覧が出ていた。
記事の意図は、発展国だから被害が大きかったことを示したいのだと思う。
しかし、これは少し的外れなのでは。
地震国インドネシアならば、ある程度貧困度(あまり適切でない表現かもしれない)が津波対策の遅れとして表れたといえるかもしれないが、他の国ではもともと津波など予測の範囲外だったに違いない。
ちなみにGDPの統計でマレーシアはトップの9000ドル。
ちょっとこの数字の詳細に地震はないのだが、タイよりも高い数字だったので、ひとり頭のGDPだと思う。
9000ドルといったら先進国の一歩手前で、ヨーロッパの中進国並みだ。
国内でも義捐金が着々と集まっているニュースを聞く。
今日の新聞では企業から1千500万リンギット(4億円強)集まったと報道されていた。
ナジブ副首相も日本に要請したのは、お金ではなく津波対策の技術援助だった。
マレーシアは、すくなくとも遅れた国扱いされないように振舞うことを知っているっている。
もうひとつ最大の被害を受けたペナンについて。
ペナンはマレーシア唯一の中華系多数派の州で観光産業は昔日の趣だが、シリコンを使った先端産業の誘致に成功してきて比較的裕福な州だ。
ペナンは、第二連絡道路橋の計画を中央政府(マレーシアは連邦制)の認可を申請し続けてきた。しかし、この計画はたびたび中央政府の許可は得られず、関係が悪化した。
やはり中央政府としてみてみれば、もっと遅れた州を優先したいという理由だろう。

この対立(もちろん国内の報道でこういった表現は使わない)は、シンガポールが連邦離脱した経緯にも似ていた。もちろん、ペナン州独立などという選択肢は誰の頭にもないことだろうが。

しかし、今回の大津波でそういった嫌な空気も立ち消えた。

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