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なぜマレーシアか、国際通用力(=国際ずうずうしさ力) – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

なぜマレーシアか、国際通用力(=国際ずうずうしさ力)

 年もあらたまったこともあり、どうしてマレーシアなのかについてあらためて話していこう。まぁ、なぜマレーシアが好きで、文章を書いているかということ。(小学校の作文のようだが…)
 元旦からマイナーな話をしてしまったので、一般の人にも興味を持ってもらえるような話にしたい。
 アジアの時代といわれてもう20年。マレーシアは経済的に中進国であり、辺境・秘境の類の場所ではなくなった。
 もちろん首都クアラルンプールの都市生活者に限ったことだが、物質的な充足と依存度という面での生活ぶりは日本とかわらないし、人々の心の中に我々にない豊かさを求めようとしてもあまり期待できるものが少ない。
 
 マレーシアを面白い国にしている点は、英語教育に力点をおいた国際通用力だろう。もちろんこの面でのサバイバル力はシンガポールには敵わないが、それでも英語でそのまま世界の流れを時差なく吸収できる能力は日本をはるかに凌いでいる。
 余談になるが、アジアの国々で英語力試験のトップはシンガポール、インド、マレーシア、フィリピンといったところが常連らしい。
 英語国出身の人間がバカ受けするギャグで「日本の英語力はアジアの中で最後から2番目なの知っている。一番ベトは北朝鮮だけど」というものがある。ボクもネイティブの発音についていけないときに良く使う。自虐ギャグだに大うけされても空しいのだが…。
 
 そのマレーシアは、その国際通用力をアジアの三大民族が国内に共存することをうまくプロモーション戦略に使っている。マレー系は2億5千万人のインドネシア、中華系は13億人の中国、インド系は11億人のインドと文化・言語的につながっているということ。確かに大風呂敷だが、ツカミとしてはOKだ。市場としてマレーシアを試金石にすれば、関係民族のいる本国にも展開できるという説明は説得力がある。
 そういった切り口でマレーシアは日本以外のアジア初という欧米の文物の輸入に熱心なのだ。
 とくに顕著なのはスポーツ界で、一番わかりやすいのが自動車レースの最高峰F1誘致。開催だけでなく、国有石油企業のペトロナスがザウバーチームの冠スポンサーとなっていたり、97年には初の政府スポンサーとしてスチュワート・フォード(当時)のマシーンにも広告を入れていた。それだけでは飽き足らず、01年から02年までアレックス・ユーンというマレーシア人ドライバーまでごり押しで誕生させた。(ボクもF1が好きなので、シーズンが始まったらこのネタを出すかもしれないので、これぐらいにしておこう)
 またアジア・サッカー連盟(AFC)の本部があることもあり、03年はイングリシュ・プリミアリーグ初の国外トーナメントを開催したり、シーズンオフのエキジビジョン・マッチにマンU(マンチェスター・ユナイテッドのことです)が来たりする。最近は中国、タイがサッカー強国として伸びてきたので、昨年のR.マドリッドの誘致には及ばなかったようだが。ちなみにマンUは、マレーシアでのフットボール・スクールの開校を検討しているという話もある。
 
 それで小国ながらM.シューマッハ、タイガー・ウッズ、ベッカム、ブラジル代表などこの地を踏んでいる。おそらく、日本よりも人口が少ないといった理由で、そういった世界的スポーツ・スターを目にする事は簡単だと思う。(一端開催が決まれば、チケットが取れないということはない)
 ただ、世界的芸能人やミュージシャンのプロモーション訪問はシンガポールに持っていかれることも多いのだが…。(この辺の理由は項を改めて)
 まぁ、こんなところが小国ながら面白い点だ。
 それで本題。(前振りがちょっとマジメで長いアサ・ネギシ)
 昨年の話なのだが、ボクがおったまげたマレーシア人の国際通用力の躍如なる話を。
 
 一つ目はベッカムの浮気相手のサラ・マーベリックさん。ベッカム夫人の第一子の妊娠中の浮気相手の2人目。彼女の場合、オーストラリアに移住した人らしいがマレーシア出身。彼女と同じ出身の女子校の女性からでも「あの娘なら」と言われてしまうほどの確信犯だ。
 まぁ、マレーシア人の女性からは彼女への誹謗よりもベッカムのド派手夫婦ぶりへの嫉妬の方が大きかったのが興味深かった。
 もうひとつは、香港映画で女性カンフーの使い手として頭角を現し、その英語力も買われて『トゥモロー・ネヴァー・ダイ』でアジア人2人目のボンドガールに抜擢されたミッシェル・ヨー。彼女もイポー出身の中華系マレーシア人。
 その彼女がF1フェラーリ・チーム監督、ジャン・トッドと交際していること。クリスマスには彼女の実家のあるイポーに姿を現していたようだ。ジャン・トッドという一般人からみたらただのフランスおやじがいかにすごいか話すとまた本題から外れるので、将来F1界のフィクサー候補の一人と見られている大物とだけ言っておこう。
 まぁ、こういったスゴイマレーシア人女性の国際通用力(要は物怖じのなさ)がマレーシアを少しメジャーにしてくれたという話で終わらせていただこう。

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2 Comments

  1. あっすぅ あっすぅ
    2005年1月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)
    こんにちは!CT jayaさんから飛んで参りました。
    私はマレーシアが大好きで大好きで、でも住んだことがあるわけでもなし、「なぜマレーシア?」と周囲によく聞かれます。
    ネット上でも、マレーシアに関する情報って他の国より少ない感じがしますし・・・。(ましてや生活者の生の声となると。)
    だからこそ、アサさんのこのBlogの存在、すごく嬉しいです。
    毎日覗かせていただきます!(既に覗かせていただいてます。)

  2. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2005年1月4日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Hotbar 4.5.1.0; .NET CLR 1.0.3705)
     あっすうさん、こちらにも寄っていただいてありがとう。書き込みまでしていただけるとは。(感涙)
     新年から嬉しい限りです。
     やりましょう!
     マレーシアの話題ならば、間口をどんどん広げていく予定です。ご要望がありましたらどんどん寄せてください。

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