すこしばかり映画の話題も。
昨年、1500万リンギット(4億円弱)の予算で制作されたマレーシア歴史大作『Puetri Gunung Ledang』を海外進出の動きが早まっている。
同作はマラッカ王国の繁栄した15世紀の物語りで、タイトルは悲劇の女王の名だ。
同作は60カ国、200作の集まる米国最大のパームスプリング映画祭で上映される予定だ。また、ベネチア、ストック・ホルム、ゴア、シンガポール、バンコクの映画祭でも上映されるという。
同作で主役のプトゥリ・グヌン・レダンを演じたティアラ・ジャクリーンは、同作のプロデューサでもあり、今月25日に発表されるアカデミー賞外国映画部門でのノミネートを狙っているとのこと。ちなみに今年は49作がエントリーしているとか。さらに余談だが、アジア映画では、周潤發(チョー・ユンファ)主演の『クランチング・タイガー・ヒドゥン・ドラゴン』(ごめんなさい、タイトル正しくないかも)が同賞を受賞しており、共演したミシェル・ヨー(昨日出てきましたね)がアカデミー賞に関係した最初のマレーシア人となった。
まぁ、ここまでは大風呂敷+取らぬ狸なのだが、同作はマレー映画として30年ぶりにシンガポールでも上映されたという話も面白い。(マレー映画って、シンガポールをマーケットにしていなかった方が驚くが。まぁ、シンガポール側の政治的理由なのでしょう)付け加えるならば、英雄ハン・トゥアを演じたM.ナシールはシンガポール出身なので、少しはシンガポールのマレー系を惹きつける要素があったのではないか。
余談ばっかりなのだが、ティアラ・ジャクリーンはマレー系ではなく、中華系とインド系の混血美人。でもダンナは2回ともマレー系というマレーシアの縮図のような美人。ちなみに(多すぎるって!)今のダンナさんは、NTV7のやり手ボス。
そういった環境を生かしてマレー映画界に活を入れているティアラ・ジャクリーンの才媛ぶりが目立つ話。
そして今年の話題作は、大御所ユスフ・ハスラム監督の『Sembilu2005』。
前に紹介したヴィンス君の主演映画だ。
同作は、96年に公開され、不滅の650万リンギットという興行収入を記録した『Sembilu2』の続編みたいな感じらしい。
お相手はシンガポール出身のヘティ・サリンちゃん。まぁ、宗教の違う二人の悲恋モノというマレー映画にありがちなものになるらしい。『Sembilu2』に主演したエラ・ファジーラとジアナ・ゼインも出演のこと。
個人的にはユスフ監督の三角関係+悲恋のパターンには期待するものが少ないが、話題作らしさを示してもらいたいところ。
(ボクはちゃんと『Sembilu2』は劇場で観ました。ちゃんとお金を払って意見しています)
もう一編は、『Pntianak Menjerit』。
なんだか、比較的成功した作品の『Pntianak』と『KL Menjerit』をくっつけたタイトルがアヤしい。3人の美人吸血鬼が跋扈する話とか。
でも、その3人の配役がジュリアナ・バノス、ジアナ・ゼイン、シーラ・ルスリーと聞くと、コメントする力が抜けてしまう。だって、「ホントに怖いよ。このキャスト」。ある意味ではね。
なんだか大丈夫なのかなぁ。
今年のマレー映画…。
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ネギシさん 数字の整理よろしく。
不滅の興行収入が650リンギットなのは単なる打ち間違い
なのはわかりますが(笑)不入りの記録じゃないですよね?
制作費150万リンギットは
もうひとけた大きかったような気がします。
いくらマレーシアの物価が安くても、衣裳なんかも凝らざるを
得ない、アカデミー賞を狙う歴史大作が、
4000万円弱ってことはないんじゃない?
少なくとも日本円換算は一桁違いますよね。
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そぉ〜っと・・・こんなに昔の記事にコメントつけるのはルール違反かも・・・。
でも、検索したらこのページにHITしちゃったんです・・・。
今日見ました、「Puteri Gunung Ledang」♪
私としてはVCDのラストに入ってるシティの「Bagaikan Sakti」が目的だったんですが、映像も音楽もキレイだし、主役のティアラさんは神々しいし、かなりジーンとしながら見ちゃいました。