しばらくご無沙汰してしまった。
というのもサッカー・ワールドカップ(以後、W杯)の影響でマレーシアもサッカー一色なのだ。
出場国でもないのに盛り上がっているのは、やはり娯楽の多様性がまだないこと。実質的に娯楽産業をコントロールしているのはスポンサーとなる大企業であり、より広告効果が上がるイベントとタイアップしているからだ。
当地ではW杯中継でなくてもテレビや新聞広告はサッカーのイメージが跋扈している感じで、3GテクノロジーでW杯の速報がみられることを謳う携帯電話から果ては殻を破ったらサッカーボールが踊っている南京豆の宣伝までサッカー一色なのだ。
ボクもサッカーで踊る馬鹿になってもいいのだけれども、やはり日本代表の初戦を見てからすっかりトーンダウンしてしまった。(というか、大本営発表的な情報に踊らされて期待した自分が嫌になった)代表が出場していても7割がサッカーみないアメリカの方がうらやましい。もっとマレーシアも娯楽が多様化して欲しいところだ。
(写真はイスラム法廷を出るユスリーとエラ・ファジーラ:スター紙)
それで今日の各紙一面を飾っているのは、芸能界切っての勝ち組カップルの離婚の話。
かねてから離婚の危機が噂された人気グループ、KRUの次兄ユスリー(33)と人気女優エラ・ファジーラ(32)がとうとう正式離婚した。
二人は03年にド派手婚で世間をあっと言わせた。なんと披露宴のビデオまで販売される始末。(いまとなっては結婚というのが人生で一番難しい投資を知るテキストでしかない)
二人ともマレー系には珍しく子供もなく、仕事もぜんぜん減っていない。ユスリーは音楽業界の、エラは映画界のトップランナーとして仕事と家庭のバランスは保てなかったのだろう。
二人には浮気したなどという噂はなく、仕事優先で結婚が破綻するというのはマレー社会では珍しいことだ。