ようやくサッカー・ワールド・カップ(W杯)も終わり、テレビ界も動き出した。
といっても、昨今のオーディション型リアリティー・ショー全盛で、衛星放送アストロ系の『アカデミ・ファンタジア』の第4期オーディションも始まっている。もうひとつのオーディション『マレーシアン・アイドル』は、W杯を避けた日程で行われる予定。
ところで同番組のライセンスをもつ地上波放送局8TVは、5月26日から自前の『ワン・イン・ア・ミリオン(One In A Million、毎週金曜日午後9時半放送)』(サイトはこちら)を開始している。自前といっても内容も方式も『マレーシアン・アイドル』そのままであるのだが、優勝者には100万リンギット(約3000万円)分のシンガーとしてのキャリア・サポートが受けられることがウリだ。そしてプロ・アマかかわりなく参加できるようにした。
先々週までに20人の候補者のなかから先に10人が決定した。
10人の中には、プロとしてキャリアを積んでいるダヤン・ヌルファイザ(Dayang Nurfaizah)も順当に勝ち残った。デビューしてから7年でアルバム5枚をリリースし、音楽界のなかでも成功している部類の彼女が落選したら恥ずかしいというリスクを負っても参加しているところがすごい。というより、マレーシア的なのか。ほかに目ぼしい人材は、第2期『マレーシアン・アイドル』のトップ3まで勝ち残ったファラもいる。
7日(金)には、先週落選が決まった10人から、最終ラウンド12人の最後の枠に進める敗者復活戦。2人枠に滑り込むための最後のチャンスを求める10人のなかにこの人がいた。
シティ・ヌルサエラ(Siti Nursaerah、写真左)さん。
そう、シティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)の妹である。
結果から言うと彼女は落選。03年6月にシティ・ヌルハリザ(以後、シティ)にインタビューしたとき、ヌルサエラさんも同席していて、マレー系特有の黒目勝ちの瞳でずーっと凝視されて、ちょっと困惑したものだ。そのころヌルサエラさんのデビューも噂されていて、シティにも質問したが、「もし、勤勉ならばいいけど、頑固だったらダメ」と語っていたのが印象的だった。
その後、04年のシティが行った全国ライブの最終コンサートとなるナショナル・スタジアムのステージにヌルサエラさんが出演した。ライブ盤『Live In Concert 2004』の「Aku Cinta Padamu」のラップアレンジでヌルサエラさんの声が収録されている。
シティもデビュー11年目でSRC(スリア・レコード)と距離を置くようになり、新作も自身のシティ・ヌルハリザ・プロダクションからのリリースとなった。アルバムのクレジットに両親の名前が入ったりして、ちょっと「大丈夫なのかなぁ」という気にはなったが、ちゃんと妹を甘やかさずにいたようだ。
さて同番組の最終12人は、マレー系11人、華人系1人という顔ぶれ。意外に中華系が勝ち残らなかった。
番組は、W杯が終わったタイミングで12人が毎週消えていくノックアウトステージで佳境を迎え、9月に優勝者が決まる。
<お詫び>
ブログの主旨とは関係ない大量の書き込みとトラバ(スパムと言うの?)に攻撃されております。
いたちごっこですが、書き込みとトラバがあった記事を受付拒否にして対応しています。 そうすると書き込んでもらったコメントが読めなくなることに気がつきました。 コメントに貴重な情報を書いていただいた方、申し訳ありません。(コメントの方が記事よりも面白いのに…)
しかし、どうして書き込みとトラバ連発する意味はあるのかなぁ。
アメリカの法律かなんかで、訴訟でお金がもらえるとかいう事情があったら教えてください。(1/2本気)