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“エンボチア”?って誰、マレーシア中華系映画界も熱い – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

“エンボチア”?って誰、マレーシア中華系映画界も熱い

 敬愛する知人のK氏からこんな記事を紹介してもらった。
 韓国の性転換歌手ハリスがマレーシア人との共演で映画に出演するとの話。
 “エンボチア”とあって、思わずうなってしまった。
 “チア”というのが中華系の苗字とまでは推測できたのだけれども、“エンボ”とは何???
 結局、Amber Chia(アンバー・チア、写真)であることがわかり、ひっくり返ってしまった。

 「朝鮮日報」の記事なので、違う言語を経由していくうちにこういう迷音表記が生まれてしまったのだろう。
 エンボチアことアンバー・チアは、ファッションブランドGuessのモデルとしてマレーシアで初めて選ばれた美人で、当地ではファッションはもとより、電機メーカー(例のペンソニックです)からメガネ、事務椅子、なぜか牛乳の宣伝までとにかく引っ張り凧の人。街角の広告塔には、この人の顔であふれている次第。
 
 彼女の厚く肉感的な唇って中華系以外にもウケているのかなぁ。当地でも欧亜系のモデルが主流で彼女みたいに純粋に中華系のモデルって、あまり見かけない気がするのだけれども…。
 ここで話を終わらせてしまうのも何なので、少しばかりボクの苦手な中華系がらみの芸能の話も。(ハリスが性転換者だと知ったのもちゃんと調査したからです)
 さてアンバーはモデル業にとどまらず、昨年も中国語映画に出演し、女優デビューしている。今回、ハリスとアンバーが共演するのは、マレーシア制作の『Possessed』(中国語では「纏身」のよう)というタイトルのホラー映画。
 監督は昨年『The Legend Of The Red Curse』というインディー映画を製作したバーニー・ウォン。プロデューサーには香港のサム・ウォンというジャッキー・チェンの「Who Am I?」とか「上海ヌーン」なんかにもかかわってきた大物を据える。
 出演者もアラン・ユン、スティーブ・ヤップという中華系マレーシア人の他にも、なんと『Sepet(邦題:細い目)』の主演女優シャリファ・アマニなどマレー系の出演もあるとのこと。撮影は東マレーシア(ボルネオ島)のサラワク州クチンで行われるとのこと。
 来月から撮影に入り、公開は年末か07年年始。韓国、香港、台湾、シンガポール、タイな度での公開を目指していく。(記事はこちら
 なんとマレーシアの映画界も香港、韓国など東北アジアと連携するまでになってきた。
 また機会があったらマレー語映画界も南と連携している話でも。

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