ちょっと古いけど、メモ代わりに…。
衛星テレビ放送アストロのRAI局によるマレーシアを代表するアーティストを選ぶ企画番組『アイコン・マレーシア』(日本語英語でいうところの“イコン”)の決勝が、28日に行なわれ、ソロ部門ではジャクリーン・ビクター(Jaclyn Victor)、バンド部門はOAGが栄誉を獲得した。
審査は、70%は審査員、30%がSMS(携帯電話の簡易メールサービス)の投票数によって行なわれる。ちなみにソロ部門はダヤン・ヌルファイザ(Dayang Nurfaizah)とマウィ(Mawi)、バンド部門はFlop PoppyとDef-Gab-Cが決勝に勝ち残っていた。
最近、ジャクリーンの活躍が目に付くが、彼女にはかなり組織化されたファン・クラブが着いているようだ。ユニフォームまでは行かないが、垂れ幕なんか用意していて日本の昔の追っかけ的な雰囲気がある一団(けっこう中年の顔もある)が、ライブだと必ず席の一部を占めているのだ。その応援の力あり、か。
OAGの方は、「彼らがいなければ、英語シーンもインディもなかった」と言われるほどのバンド。素直に「おめでとう」のひと言。
さらにちなみに審査員は、シティ・ヌルハリザのライブの音楽監督としてお馴染みのラムリ・MS、シーラ・マジッドらと組んでモダンな音をプロデュースしてきているマック・チュウとジェニー・チンという顔ぶれ。(けっこう政治的判断の入り込む隙がなさそうな面子…、だと思います)
このところオーディション番組ばやりだが、同じ番組名で数カ国同時にオーディションが進行するという仕組みも見られるようになってきた。オーディションの向こうには、各国の勝者が集う機会があって、名が売れるという特典がついてくる感じなのだ。
それで、『アイコン・マレーシア』の勝者の2組は、8月12日に行われる『アイコン・インドネシア』、『アイコン・フィリピン』が集う(マレー系の国ばかりになっているようだが)『アイコン・アセアン』に出場するとのこと。