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再び『結束のためのマレーシア人アーティスト(MAFU=Malaysian Artistes for Unity)』について へのコメント http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/463 マレーシア・ライターの見聞録 Sat, 18 Nov 2023 09:58:35 +0000 hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.19 わにた・じゅぷん より http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/463#comment-609 Mon, 26 May 2008 03:05:00 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=463#comment-609 AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
アサ・ネギシ様、とても詳細で丁寧な解説(返事)をありがとうございました。
マレーシアの歴史を学べば、「マレー」シアは多数派民族マレー人のための、マレー人による国であるべきだという意見ももっともらしく聞こえますが、その一方で実力を発揮できずにくすぶっていてもったいないというマイノリティも無視できないですね。
それでもマレーシアを愛そうとするマイノリティには感心します。
それにしてもマレー人はもっと外からの批判に逞しくおびえず、堂々としていてほしいですね。
ヤスミン・アフマッド監督の「セペッ(SEPET)」でも、ヒロインのオーキッドが華人ボーイフレンドの友人に対して「違うわ、やっぱりマレー人は怠け者よ(No, you’re wrong. Every Malay is lazy.)」という部分がカットされるとか・・・・。
MAFUの今後の活動に期待して待っております。同時にアサさんのレポートも。

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アサ・ネギシ より http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/463#comment-608 Tue, 20 May 2008 08:09:00 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=463#comment-608 AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
 それで、わにた・じゅぷんさんの質問その2。
 なんでマレーシアのために立ち上がることに小難しい計算が必要か?
 小難しいことを言っているのは、MAFUよりもボクなのでしょうけれど。(半分冗談です…)
 でも、これだけ多様な人々が暮らしている社会だと、一見誰の目にも正しい主張でも「誰の利益を代弁しているか」という点をかんぐることが多いのですね。
 今、民族融和を訴えるのは、非常に機に聡いといえるのですが、人々はそこに政治的な臭いを感じたら共感も吹っ飛んでしまう。まぁ、会見でMAFUがその点を苦心していることが痛いほどわかりました。
 あと、与党の強権化では、非常にものがいいづらく、反政府のレッテルを貼られると投獄まではいかないですが、活動に支障がでてくる。公で当たり前のことを言うのにも細心の注意が必要なのですね。
 だから“純粋に国を愛する心”から生まれた作品がどれだけ理屈ぬきに人々の心を動かせるのか、アートとアーティストの持つ力がマレーシアの危機に際して、どこまでやれるかに注目なのです。
 

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アサ・ネギシ より http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/463#comment-607 Tue, 20 May 2008 07:48:00 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=463#comment-607 AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
 わにた・じゅぷんさん、ごもっともな質問です。
 まず、なぜ民族間の関係がギクシャクしているか?
 うーんと簡単に言うと、与党の強権が弱くなり、いままでマレー系優先(ブミプトラ)政策の是非についておおっぴらに発言できるようになった、ということです。結局、非マレー系は「平等に扱われていない」というわだかまりを抱きながら、与党の強権の元では、その思いを封じ込めていたのですね。
 “民族融和”は、誰にとっても大事なことは自明なのですが、急進的な野党の政治的立場はマレー系優先政策撤廃です。もちろん、与党にも野党にも「一部の人間しか受益者になっていないブミプトラ政策の是正しよう」という考え方もありますが…。(あんまり簡単な説明ではないですね)
 とにかくマレーシアの政治は、現在、国のあり方、各民族の立場に神経質なっているということです。
 

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わにた・じゅぷん より http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/463#comment-606 Tue, 20 May 2008 03:36:00 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=463#comment-606 AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; Media Center PC 4.0)
多民族国家マレーシアは、よそから見ているだけならカラフルで多彩で楽しいんですが、当事者にとっては世知辛いものですね。
ところで、3月の総選挙で与党が後退したことにより民族融和がギクシャクしているというのはどういう意味でしょう?民族融和より各民族個々の利益を主張する野党が躍進しているという意味でしょうか?
あとヤスミン監督の「純粋にマレーシアを愛するからMAFUに参加した」という言葉に感動しました。小難しいことをいちいち計算しないで、純粋にマレーシアのために何かしたいと表現することがなんて難しいんでしょうか。

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