昨晩(9日)に行われた第21回マレーシア映画祭2008の授賞結果を。
(写真:最優秀作品と監督賞を授賞したママッ・カリッド監督)
前評判の高かったママッ・カリッド(Mamat Khalid)監督の『Kala Malam Bulan Mengambang』が最優秀作品と監督賞、主演したロッシャム・ノールが最優秀男優賞など、5部門で賞を獲得した。
同じく前評判が高かった青春とバイオレンスを描いた『Anak Halal』もオスマン・アリ(Osman Ali)監督が最優秀原作賞、主演のマヤ・カリン(Maya Karin)が最優秀女優賞などを獲得した。また、昨年最優秀監督賞を受賞したスハイミ・ババ(Shuhaimi Baba)監督の独立史大作『1957 : Hati Malaya』も最優秀編集賞と音楽賞、そして独立の父ラーマン首相を演じたチ・ケムが期待される新人男優賞に選ばれるなど評価された。
異色作『Cuci』で監督デビューしたハンス・アイザック(Hans Issac)は、期待される新人監督賞と最優秀脚本賞を獲得し、注目された。また、活況を呈する娯楽映画への評価として、KRUプロダクションによる人魚姫を描いたコメディ作品『Duyung』には、特別商業賞が贈られた。
《受賞者と作品》
最優秀作品賞 『Kala Malam Bulan Mengambang』
最優秀監督賞 ママッ・カリッド(Mamat Khalid) 『Kala Malam Bulan Mengambang』
期待される新人監督賞 ハンス・アイザック(Hans Issac)『Cuci』
最優秀男優賞 ロッシャム・ノール(Rosyam Nor)『Kala Malam Bulan Mengambang』
最優秀女優賞 マヤ・カリン(Maya Karin) 『Anak Halal』
最優秀助演男優賞 ズル・フザイミ(Zul Huzaimy)『Wayang』
最優秀助演女優賞 ルミナ・シデッ(Ruminah Sidek) 『Pensil』
最優秀子役賞 エリン・エリナ(Erynne Erynna) 『Congkak』
期待される新人男優賞 チ・ケム(Che Kem) 『1957 : Hati Malaya』
期待される新人女優賞 リサ・スルハニ(Lisa Surhani) 『I’m Not Single』
最優秀脚本賞 ハンス・アイザック(Hans Issac)『Cuci』
最優秀原作賞 オスマン・アリ(Osman Ali) 『Anak Halal』
最優秀撮影技術賞 ラジャ・ムクリズ 『Evolusi KL Drift』
最優秀編集賞 ニック・ハスリンダ・ヒュ&カマルディン・アブ 『1957 : Hati Malaya』
最優秀映画音楽賞 シャロン・ポール 『1957 : Hati Malaya』
最優秀芸術監督賞 ナズルル・アシャラフ『Kala Malam Bulan Mengambang』
最優秀効果音賞 ダニエル・タン 『Susuk』
最優秀テーマ曲賞 「1957 : Hati Malaya」 『1957 : Hati Malaya』
最優秀衣装作品賞 『Kala Malam Bulan Mengambang』
最優秀ポスター・デザイン賞 『Susuk』
最優秀デジタル作品賞 『Jarun Halus』
最優秀ドキュメンタリー作品賞『Making The Cut』
最優秀アニメーション賞 『World War』
最優秀短編作品賞『Tiffin』
特別商業作品 『Duyung』
(写真や解説など近日中にアップします)
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ついにママ・カリドが受賞しましたか!!
この人の作品「Rock」を数年前に観た時、そのセンスの良さに驚きました。正直、日本で「Rock」を公開したいと本気で思いました。
その後、ゾンビ・カンポン・ピサンをVCDショップ店頭で流れる映像を観る度に、「この監督こそマレーシアで一番センスのいいコメディ監督だ!」と、勝手に思っていました。
ゾンビ〜のオープニングタイトルの出し方からして、今までのマレー監督とは違うあか抜けたセンスの良さを感じました。
話がまとまってなくてすみません。
とにかく、おめでとう!!と言いたいです。
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さすがKubotaさん。ママッ・カリッド、注目していたのですね。やっぱり同業者は違いますね。
日本で上映会開いちゃおうか知らん。
今年は、けっこう商業映画の質が高いです。はずれがありませんね。今のところ…。
今年の東京国際映画祭は、誰が選ばれるのかなぁ…。