夏休み特集(ただ言ってみたかっただけ)ということで先日行われた第21回マレーシア映画祭2008の模様を写真でお伝えする。
映画通以外には、「こんな人達がマレーシア映画を彩っているのか」と思っていただければ幸甚だ。
御用とお急ぎでない方は<続き>からどうぞ。
今年一番目立った若手男優といったらこの人、ファリッド・カミル(Farid Kamil)。最優秀作品賞にノミネートされた『 Anak Halal』では主演、同賞を獲得した『Kala Malam Bulan Mengambang』では助演。ほかにも『Apa Kata Hati』、『Evolusi KL Drift』、『I’m Not Single』でも主演をはる人気ぶり。お隣は、『I’m Not Single』で共演し、期待される新人女優賞を獲得したリサ・スリハニ(Lisa Surihani )。
お茶目な格好で赤じゅうたんにあわられたこの人は最優秀作品賞を獲得した『Kala Malam Bulan Mengambang』監督のママッ・カリッド(Mamat Khalid)。中堅監督として成長してきた観がある。
同じく『Kala Malam Bulan Mengambang』から主演女優のウミ・アイダ(Umie Aida)とブロント・パララエ(Bront Palarae)。演技派のベテランと脇役として伸びてきた若手の組み合わせ。
映画界一の中堅男優として君臨しているのはこの人、ロッシャム・ノール(Rosyam Nor)。
『Kala Malam Bulan Mengambang』で2度目の最優秀主演男優賞を獲得。
写真左から二人目は90年代商業映画界のドル箱監督、ユソフ・ハスラム監督なのだが、今回の主役は一番右の人物シャムスル・ユソフ(Syamsul Yusof)。そうユソフ御大の息子として、ドリフト・カー・アクション作『Evolusi KL Drift』で監督デビュー。主演もこなしている。父子の真ん中にいる美人は、同作でデビューした新人女優のディアナ・ダニエル(Diana Danielle)。
活況を呈する映画界を象徴するように今年は期待される新人監督賞が増設され、『Cuci』(リビューはこちら)で同賞を獲得したのがこの人、ハンス・アイザック(Hans Isaac)。そういえば、以前マレーシア商業映画界の顔に推薦した“ピエール様”ことピエール・アンドレ(Pierre Andre)は、新人監督部門も男優部門のノミネートも適わなかったなぁ…。
情念の幽霊を描いた『Pontianak』のシリーズと昨年最優秀監督を獲得し、今年は独立史大作『1957-Hati Malaya』で3賞を獲得した“もう一人の女流監督”といえばこの人、スハイミ・ババ(Shuhaimi Baba)。お隣の美女は、カビタ・シドゥ(Kavita Sidhu)で、スハイミ作品にも出演しているほか、プロデューサーも務めている人。コントラストと言っては角が立つかもしれないが、不思議なコンビだ。
同映画祭の開幕でプリミア上映された『Wayang』(レビューはこちら)に助演したズル・フザイミ(Zul Huzaimy)。同作での盲目の青年の演技とは、一転の『Anak Halal』ではギャング役も見事に演じ、伸びそうな人材だ。
人魚姫を描いた『Duyung』のお三方は、商業映画界の最強タッグともいえる。左は最大手映画プロダクション会社代表取締役プアド・オナー氏、真ん中は商業映画界一のドル箱監督のマディヤ・A.ラザック(Prof Madya A. Razak)監督、そして右側はいまや映画と音楽界にまたがるゴッド・ブラザーズになったKRUの長兄ノーマン(Norman KRU)。昨年公開のヤモリ・スーパーヒーロー『Cicak-man』に続く『Duyung』でもファンタジーっぽいKRUプロダクション色を出した作品で、今後にも期待。最新のニュースでは、KRUプロダクションは米国ハリウッドでも作品を完成させたようであり、話題盛りだくさんだ。
最後に気になるこの人の新作。やはり日本でマレーシア映画の顔といえば、ヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahamad)監督の一連の作品に主演している写真中央のシャリファ・アマニ(Sharifa Amani)。彼女の新作は、中華系ビジャニー・ウォン(Bjarne Wong)監督のダンス作『Sayang You can Dance』とのこと。テレビ局のダンス・オーディション番組の優勝者などが出演する話題作になりそうだ。
AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; en-US; rv:1.8.1.16) Gecko/20080702 Firefox/2.0.0.16
ブロントとは、Sumo Lahの撮影時に、タイ女優とスタッフとのタイ語の通訳として一緒に仕事しました!(彼はタイ語がしゃべれるのです)。とても穏やかでジェントルな好青年でした。これからもっと活躍することを期待します。
ファリドはやっぱりかっこいいですね。
ネギシさん一押しの新人ズルも確かにハンサム。次世代スターとして多いに期待!!
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
Kubotaさん、そうですかブロントとはお知り合いでしたか。
『Kala Malam〜』では謎めいたインド人の役を演じていて、ジョニー・デップのような味の懐の広い役者になれそうな人だと思いました。
うーん、やっぱりピエール様よりファリッド様かな。今年は…。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; FunWebProducts; .NET CLR 1.1.4322)
ごめんなさいー。
ワタシ、すごくダメなんです・・・ズル・フザイミ。
出るとチャンネル回したくなるくらい、苦手な顔なんです。
でも、いちよ見るんですけど(笑)。
恋愛ものなんて、もう笑うか鳥肌かどっちか。
ほんと個人的なタイプで、
人間性とか演技とか関係ナシなんですが・・・。 ダメだぁ〜☆
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
Sayaさん、いえいえ、分かりますよ。よーく。
マレー映画には、日本人の生理的感覚にあわない要素が多いんですよね。
ボクも正直言うとヤスミン作品のオーキッドの両親べたべたした愛情表現は、ちょっと苦手です。恋愛モノでの、女性の゛シナ”なんかも日本人は駄目だろうなぁ。
うーん、そういう根本的な部分がネックになっているとしたらマレーシア映画の日本進出も厳しいですが、ほかの部分で魅力を発揮している役者や作品を紹介していこうと思います。