日本進出の“切り込み隊長”となったミクスチャー・ロックバンド、ポップ・シュヴィットの新作『Here and Now』がマレーシアでも発売された。
彼らは、03年にデビュー作『Take It & Shuvit』がジャケットも改めた日本盤として発売され、マレーシアで初めての本格日本進出アーティストとなった。もちろん、シティ・ヌルハリザの例もあるが、マレーシア国内で流通している製品に日本語のライナーとオビをつけたあくまでも輸入盤である。
昨年には、デビュー作の日本盤が本国よりも売り上げがあったことにより、新曲2曲とライブ音源1曲にリミックス・バージョンを加えた『The Shuvit Remix』が日本で発売されている。そして2月5日、待望の新作が日本で発売。既報の通り、東京と大阪でのコンサートも実現した。
今回当地で発売された製品もなんと日本盤そのままのスタイルで、インナージャケットのノートも日本語のまま。オビも別紙の対訳歌詞カードも入っている。ジャケットには、当地のＥＭＩのクレジットも入っているので、意図して日本スタイルの製品にしたようだ。
本作にはアメリカ西海岸のヒップホップ界のドン、ZionやカナダのVandalなどとのコラボレーションでヒップホップのミックスチャー色が強まった。
日本市場で箔をつけた彼らの今後が楽しみだ。
マレーシア・ライターの見聞録
