伊藤壇選手が所属するペナンは、本日5日(土)第一ラウンド最終戦となるシャーアラム・スタジアムでパブリック・バンク・セランゴールと対戦する。
首位のペルリスはアウェイでマラッカ・テレコム、ペナンと勝ち点が並びながらも得失点差で2位のパハンはアウェーでペラと対戦する。
パブリック・バンクは、03年プリミア・トゥで優勝で昨年スーパー・リーグ入り。スーパーリーグでも昨年2位と着実に階段を上がってきたチーム。
戦績は、ここまで2勝4敗で7位。得点力が4点とリーグ最下位で攻撃力に難があるともいえるが、4敗の内訳もすべて1点差負けで総失点は6点。この数字は、パハン、ペルリス、ペナンと3位までを走るチーム同じで、意外な堅守ぶりが目立つ。
2勝を挙げた試合のスコアーは、先週首位ペルリスをアウェーで破った試合を含めていずれも1−0。7位だからといって侮れない怖さがある。
しかし、アルゼンチン人FWグスタフォ・フェンツが前戦でレッドカードにより、欠場。また、DFの要リム・チャンユウがイングランド2部挑戦による不在で戦力ダウンが必至だ。 しかし、ケガで4試合欠場中のスロバキア人MFイバン・ジガ復帰できる見通し。ジガは03年に23ゴールを上げ、プリミア・トゥ優勝に大きく貢献したベテラン。また、DFリムの穴を4人目の外国人選手としてサブ的な存在のウルグアイ人ルイス・フェルナンド・エスピンドラが埋める。
ペナンは第4の外国人の不在からメルニコフ、ベレト、伊藤の3人の負担が大きいことが気がかり。
ノリーザン監督は「どこが相手であろうと気を引き締めていくだけ」とコメントしている。
会場となるシャーアラム・スタジアムは、首都圏有数のスタジアムとして国際試合の舞台になってきた。10年前の96年アトランタ五輪アジア最終予選会場にもなっており、伊藤選手はアトランタの奇跡を起こした五輪日本代表後に初めてピッチに立つ日本人選手となる。