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マレーシアは第二の故郷という政策 – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

マレーシアは第二の故郷という政策

 しばらくサッカーのことが続いたので、違う話題も。
 
 マレーシアは、退職者の海外滞在の誘致に熱心だ。
 観光省が音頭をとっている『マレーシア第二の故郷プログラム』という長期ビサの発給措置がある。87年代から同種のプログラムがあり、『シルバーヘアー・プログラム』と呼ばれていたが、02年から現在の名称になり、大きな緩和が盛り込まれた。
 
 同プログラムが意図するところは、一定の収入があればだれでも5年間のビサを与えるというもの。国籍による制限でイスラエルとユーゴスラビアを除いているが、これはイスラム教国としての立場を反映しているだけ。裕福な国の国民だけに限られる条項はない。
 同プログラムが一番緩和された点は、申請者が50歳以上の場合での収入と預金の条項だ。旧プログラムは、夫婦での申請の場合、15万リンギット(400万円強)の定期預金+月々1万リンギット(27万円)の収入という条件であったが、現在はそのどちらかということになった。(50歳以下の申請者は、現在でもどちらも必要)
 また、50歳以上で申請者がひとりの場合は、10万リンギット(270万円)の定期預金か、月々7000リンギット(19万円弱)の収入となっている。
 ちなみに定期預金の方は、ビサの有効期間中は解約してはいけないことになっている。しかし、それぐらいの蓄えがないと不安なのも確かなので、無理な要求ではないだろう。
 そのほか申請に必要なのは保証人にマレーシア人がつくことを義務つけているが、見つからない場合は移民局の指定する手続き代理業者でも可能となっている。
 特筆したい点は、移民局の対応が格段に改善したことだ。02年から同プログラムになり、ダマンサラ本部に申請専用カウンターがあったものの、受付は午前中だけ。昨年末から移民局本部がプトラ・ジャヤに移転してからは、通日受付となった。
 また、以前は初めの申請の段階で銀行の定期預金の証書を提出する手順だったが、観光ビサの外国人は銀行で口座が開けないという規定があり、同プログラムの申請手続きと齟齬をきたしていた。その点も移民局が申請期間中にビサ発給を受理するという旨の書面を発行し、銀行に定期預金を開設できるように変更された。
 実は私の身内で取得したのだが、書類を揃えて申請をしてから審査は1カ月とされているが、実質2週間でビサ発給を受理するという旨の移民局の書類が発行された。これだけでも以前の移民局を知る人には驚きだ。
 その書類を銀行に持ち込めば、定期預金の開設は問題なくやってもらえる。定期預金の証書のほかに、健康診断書と医療保険を所持している証明を再度移民局に行って提出するのだが、私の身内の場合は医療保険は不要だった。
 それらの書類を持参し、ビサの申請料金を払って、最終的なビサがパスポートに添付されるまで実質たったの30分。狐につままれた気分になった。移民局本部がダマンサラからプトラ・ジャヤに移っただけで、働く人は同じ顔ぶれなのだが、効率もサービスも激変した。移民局は「毎回違う指示を出される場所、とにかく待たされる場所」という観念が染み付いているマレーシア滞在10年(超)の私は、これは手放しで評価する。
 同プログラムに目をつけて、不動産業者のなかにも外国人購入者には手続きを無料で代行するサービスを打ち出しているところも出始めた。同プログラムがあることにより、マレーシアの不動産への投資も進んでいるようだ。
 日本でも中期滞在や南国暮らしも話題になっている。同プログラムがこういった形で効率的に処理されているならば、他人にも安心して薦めることができる。
 

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7 Comments

  1. アジケト アジケト
    2005年3月7日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)
    セカンドホームプロジェクトの詳細は
    こちらで知ることが出来ます。
    クアラルンプール日本人会ホームページ
    http://www.jckl.org.my/mmshp_top.htm

  2. 2005年3月7日    

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7.5) Gecko/20041108 Firefox/1.0
    同様のいわゆる「リタイアメント・ヴィザ」はタイやマレーシアでも発行されてるみたいですね。
    おれはタイにいたことがあるので、老後はタイで暮らしたいなと思ってますけど、アジアの経験が少ない人にとってはマレーシアがベストな気がします。
    キャメロンハイランドの快適な気候の中ゴルフ三昧、なんて憧れる人多いでしょうね。
    おれはゴルフしないんですけど(笑)

  3. あっすぅ あっすぅ
    2005年3月7日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)
    こんばんは。
    日本でリタイア後の海外暮らしやロングステイの特集をすると、近頃はオーストラリアやハワイに混じってマレーシアが紹介されます。それにそういう番組自体も増えてきていると思います。
    最初の頃は「そんなに物価の安さばかり推して〜。知らんよ」という感じでちょっとハラハラしていましたが、いつだったかの番組では宗教のトラブルや慣習のトラブルの事例、「水周りはちょっとアレです」とか「日本語はあんまり通じないよ」の釘も刺してあったし(その時の舞台はコタキナバル)、一番最近の番組では(先々週末でした。残念ながら私は見られず、友人が内容を教えてくれました)ギブアップ事例も紹介されていたようです。
    あんまり無責任に楽園的紹介ばっかりして、安易に出かけてって「なんだよ最悪じゃん」みたいな反応をする人がいるんじゃないかと思うと、盲目的マレーシアファンの私としては耐え難い気分になるので・・・。><

  4. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2005年3月7日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Hotbar 4.5.1.0; .NET CLR 1.0.3705)
     みなさん、ご意見情報ありがとうございます。
     
     確かに楽園の虚像ばかり宣伝するのはいけませんよね。
     確かに不動産などでは、トラブルの元にもなる問題だし。
     でも、ボクは移民局(イミグレーション)が本気でよくなっているのが嬉しくて。
     暮らしについては、選んできた人の責任ですよね。ある程度は。
     ボクは若いからといって適応力があるこということは限らないと思います。結構、60代の人の方が、いろいろ現地で趣味を見つけたりしてエンジョイしていたりしますね。

  5. 2005年3月7日    

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7.5) Gecko/20041108 Firefox/1.0
    さすがにコタキナバルだといろいろ差し支えあるかも知れませんが、KL周辺だったら全く問題ないんじゃないですかね。英語さえ話せれば。
    宗教や人種的な配慮は、常識ある人ならすぐ理解できると思いますし。
    …と考えてしまうのは、おれがある程度マレーシアに馴染んでいるからなんでしょうか。

  6. あっすぅ あっすぅ
    2005年3月11日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)
    アサさん、インサックさん>
    今更なレスで恐縮ですが、私もあんなに住みやすい国はないんじゃないかと心の中では思っている人です。ロングステイで人気が出るのももちろんわかるし。むしろ私が住みたい!!50歳になったらビザをーーーー(笑)。
    だから、テレビで紹介された「トラブル事例」などは、「なんでそんなことに!!」というようなことばかりですが・・・でもそういう人がやっぱりいる、ということなんでしょうね。インサックさんの言葉を借りれば、きっといるんですよ、世の中には常識のない人が・・・。
    ちなみに私がテレビで見たトラブル事例は、
    ・タクシーの運ちゃんが車を停めてお祈り始めたことにクレームしちゃった
    ・現地の人を見下し顎で使うような態度
    ・チップあげすぎで他の邦人の人との間に溝
    ・お手伝いさんの掃除の仕方にを叱ったら、それはその女性のふるさとの伝統的な手法だった
    などでした。(後は忘れてしまいました。)

  7. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2005年3月14日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Hotbar 4.5.1.0; .NET CLR 1.0.3705)
     あっすぅさん、マレーシアはすみやすい国というのは大賛成です。それで退職者ビサの整備が出来たので、鬼に金棒となりました。
     トラブルに関しては、取り返しがつかないというものはありませんよね。番組の構成上、バランスをとるために入れているような気がします。
     まぁ、現地女性を囲うことや麻薬など目的とするような人も国のイメージ的に選ばないでしょうしね。

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