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未知のマレー映画への誘い – アサ・ネギシのページ/Music Raja http://aisa.ne.jp/musicraja マレーシア・ライターの見聞録 Fri, 26 Feb 2016 05:03:41 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.19 http://aisa.ne.jp/musicraja/wp-content/uploads/2016/02/cropped-1f14aef3e46df8e6b0b581d9e04b5081-32x32.gif 未知のマレー映画への誘い – アサ・ネギシのページ/Music Raja http://aisa.ne.jp/musicraja 32 32 ビンタン・ポピュラー賞(ABPBH11)、アーロン・アジズが大賞 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/657 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/657#respond Thu, 12 Apr 2012 15:52:13 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=657  ちょっと時間が経ってしまったが、先週末8日に行われたビンタン・ポピュラー賞(ABPBH11)の結果を。
 同賞は、マレー語日刊紙ブリタ・ハリアン主催の芸能人人気投票。
 大賞は、昨年興行収益記録を更新した『KL Gangstar』などに主演したアーロン・アジズ(Aaron Aziz)が獲得。今年も好調な映画界がマレー語芸能の先導役であることを印象付けた。
 また、新人アーティストの部門でも男女ともに俳優が受賞し、音楽界の芸能におけるプレゼンスが低下している傾向が進んでいる。
 コメディアン部門では、衛星放送局ASTRO系お笑いオーディション番組『ラジャ・ラワッ』出身のジョハンJohan Raja Lawak)が受賞。昨年のジザン(Zizan)に続き、同番組の影響と人気が伺える結果となった。
《APB11各部門受賞者》
☆最人気賞 アーロン・アジズ(Aaron Aziz)
☆最人気映画男優 アーロン・アジズ(Aaron Aziz)
☆最人気映画女優 マヤ・カリン(Maya Karin)
☆最人気男性歌手 ハフィズ(Hafiz) 
☆最人気女性歌手 ユナ(Yuna)
☆最人気グループ/デュオ ジャクリーン・ビクター、ニン・バイズーラ&シーラ・アムザ(Jaclyn Victor/Ning Baizura/Shila Amzah)
☆最人気テレビ男優 フィズ・ファイルズ(Fizz Fairuz)
☆最人気テレビ女優 ファシャ・サンダ(Fasha Sandha)
☆最人気男性コメディアン ジョハン(Johan Raja Lawak)
☆最人気女性コメディアン デディ・アリアス(Didie Alias)
☆新人男性アーティスト ジョハン・アリフ・アスアリ(Johan Ariff As’ari)
☆新人女性アーティスト タシャ・シーラ(Tasha Shilla)
☆最人気テレビ男性司会者 ジザン(Zizan)
☆最人気テレビ女性司会者 ファラ・ファウザナ(Fara Fauzana)
☆最人気男性ラジオDJ ファイザル・イスマイル(Faizal Ismail)
☆最人気女性ラジオDJ ファラ・ファウザナ(Fara Fauzana)
☆特別功労賞 シティ・ヌルハリザ(Datuk Siti Nurhaliza) 
   シーラ・マジッド(Datuk Sheila Majid)

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2011年のマレーシア芸能 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/652 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/652#respond Sat, 31 Dec 2011 03:24:18 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=652  恒例の2011年のマレーシア芸能の総評を。
 映画では、スコープ・プロダクション、シャムスル・ユスフ(Syamsul Yusof)監督の『KL Gangster』が未曾有のRM1,200万の興行収入を上げ、映画産業がビジネスとしてまだまだ拡大することを示した。今まで商業主義の路線で君臨してきたメトロウェルス・プロダクションの牙城をスコープ・プロダクションが脅かしたことは、映画界の活況ぶりを示す事件であった。
 


 ただ、個人的には、あんまり印象に残った作品はなし。今年は、セパ・タクロウを題材にしたナンセンス・スポ根作品『Libas』とか、アフドゥリン・シャウキ(Afdlin Shauki)監督による独自の世界観を描いたファンタジー、『Misteri Jalan Lama』、特撮多用して豪華で無機質なアクションに仕立てた『Haq』など、新機軸といえる作品もあったが、あくまでも内向きでマレー系が楽しめればいいという作品が大半だった。
 それじゃ芸もないので、今年の印象に残った映画を少しばかり。
☆ 『Hikayat Merong Mahawangsa』

 同作は、マレーシア映画祭で最優秀作品賞を獲得したKRUスタジオ、ユスリー(Yusri KRU)が監督。主人公メロン・マハワンサとは、ケダ王家を興したアレキサンダー大王の血を引くと言われる伝説の英雄。
 ストーリーは、ローマ帝国の皇子と漢王朝の皇女が、中間の地であるマレー半島で婚姻を行う話が持ち上がり、メロン・マハワンサが婚姻を妨害しようとするガルーダ国と戦うと言うかなりぶっ飛んだ内容で、 “ジンギスカン=義経説”のような話。ハリウッド映画のごとく、半裸マッチョによる肉弾戦やお決まりの皇女の入浴シーンなどサービス満載。そしてローマ帝国と漢王朝の大艦隊がCGで大海原に大展開(「大」の三レンチャン)するド派手さ。ハリウッド手法と方程式を踏襲した作品だった。もう10年前、いや5年前のマレーシア映画を知る人でも黙るしかない。まぁ、絶賛するほどではないけれど、怖いものなしの姿勢は、「どせマレーシア映画」というはじめっからあきらめている根性に活を入れていることは評価したい。
☆『Nasi Lemak 2.0』
 同作は、マレーシア社会と政治をラップで批判し、一時は国賊扱いされた黄明志(Namewee)による自称愛国映画。
 ひょんなきっかけで名中国料理店の跡目争いのための料理人対決に借り出された男が、マレー料理のナシ・レマッに魅了され、さまざまな修行と出会いで新しいマレーシアの中国料理を生み出すというストーリー。言語は中国語がメインで、中国映画にありがちなストーリーと展開なのだけれども、アディバ・ノール(Adibah Noor)、アフドゥリン・シャウキや往年のバンドAllyctasのデビッド・アルムガム(David Arumugam)、レシュモニュ(Resumonu)、ニョニャババのコメディー俳優ケニー(Kenny)ら多民族な顔ぶれが出演している。
 黄明志は、人種差別主義者という過去のレッテルも自分を笑う要素に転じて、お馬鹿に徹した。ちゃんとクリエーターとして成長していることに拍手。ただ、『Nasi Lemak 2.0』は、中国語がメインなので国内作品とはみなされず、税制上の優遇策も適用されなかった。実は、同様なケースで阿牛監督の『Cinta Ais Kacang (Ice Kacang Puppy Love)』は、マレーシア映画振興公社(FINAS)から国内映画として扱われる措置となったことがあった。まだ、FINASには、黄明志は避けられ続けているようだ。今まで散々ニュース欄で名前を売ってきたので、これくらいの逆境ぐらいは、跳ね返してほしいところ。
 多民族(人種を問わない観衆)が楽しめるマレーシアでしかできない映画という点で評価の基準を置くならば、『Nasi Lemak 2.0』は、ボクが注目しているマレーシア・エンタメの潮流の作品。だが、今年は、マレーシア・エンタメといえる作品はなかったのが残念。
 あまり結論はないのだが、今年から衛星放送局アストロに「Astro First」というオン・ディマンド式で最新のマレーシア映画を家で観ることができるチャンネルが登場。映画産業にとっても劇場以外にも収入が期待できる環境になったのは、いいニュースだ。
 ただ、ボクもちょくちょく観ているのだけれども、なんとなく手軽過ぎてじっくり作品鑑賞できていなかったのは反省。
 みなさんよいお年を。
 2012年もよろしく。

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Pop Shuvitのムーツとバネッサ・チョンが挙式 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/650 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/650#respond Wed, 30 Nov 2011 02:36:58 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=650 芸能人の結婚風景を。
マレーシアのバンドとして数少ない日本盤をリリースしているPop Shuvitのボーカリスト、ムーツ(Moots)とテレビタレントのバネッサ・チョン(Vanessa Chong)が、最近バリで結婚式を挙げた様子がmsnのマレーシア版で紹介されている。(リンクはこちら
バネッサ・チョンは、ヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahmad)監督の遺作『Talentime』に主演したパメラ・チョン(Pamela Chong)の姉といえば、日本のヤスミン映画ファンにはなじみがあると思う。兄弟には、アカデミ・ファンタジア第一期の優勝者の歌手ビンス(Vince)がいる。
挙式は、キリスト教とインド式で行われた。多様なバックグラウンドを持つマレーシア人の姿を垣間見るのも一興だ。

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マレーシア映画祭2011(FFM24)の結果 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/647 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/647#respond Tue, 22 Nov 2011 19:05:01 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=647  ちょっと遅くなってしまったが、20日に行われたマレーシア映画祭2011(FFM24)の結果を。
 今年は、KRUスタジオによるハリウッド式歴史アクションの『Hikayat Merong Mahawangsa』とユソフ・ハスラム王国スコープ・プロダクションを引き継いだシャムスル・ユスフ(Syamsul Yusof )によるギャング物『KL Gangster』の戦いであった。
『Hikayat 〜』は、予算RM800万という当地では破格の予算、『KL〜』は、未曾有の興行収入RM1200万を叩き出したというどちらも鳴り物入りの作品。『Hikayat 〜』が最優秀作品賞を含む8つの賞を、、『KL〜』が優秀監督賞や脚本賞を含む5賞を獲得した。
 また、当地発祥の蹴鞠に似たスポーツ、セパ・タクロウを題材にしたナンセンス・スポ根作品『Libas』が最優秀原作賞と期待される新人監督賞を獲得した。
 全体的に非ホラー商業作品の評価された結果となり、芸術的な作品は『Cun』のみにとどまった印象だ。
 終わってみれば、昨年の『Maika』に続くKRUスタジオ作品の連続受賞、監督賞もシャムスル・ユスフの2連覇となり、新鮮味に欠ける映画祭だった。
 受賞結果は、「続き」からどうぞ。


<マレーシア映画祭2011結果>
《受賞者と作品》
☆最優秀作品賞 『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀監督賞 シャムスル・ユスフ(Syamsul Yusof ) 『KL Gangster』 
☆期待される新人監督賞 ジュレイ・ラティフ・ロスリ(Jurey Latiff Rosli)『Libas』
☆最優秀男優賞 シャヘイジー・サム(Shaheizy Sam)『Kongsi』
☆最優秀女優賞 エジャ(Eja) 『Janin』
☆最優秀助演男優賞 ソフィ・ジカン(Shofi Jikan)『KL Gangster』
☆最優秀助演女優賞 ファエザ・エライ(Faezah Elai) 『Cun』
☆期待される新人男優賞 タイユディン・バカール(Taiyuddin Bakar) 『Hantu Bonceng』
☆期待される新人女優賞 ナディアトゥル・ニサア(Nadiyatul Nisaa) 『Cun』
☆最優秀子役賞   ミア・サラ・ナシュダ(Mia Sara Nasuha)『Sekali Lagi』
☆最優秀脚本賞 シャムスル・ユスフ(Syamsul Yusof ) 『KL Gangster』
☆最優秀原作賞 マルティアス・アリ(Martias Mohd Ali)『Libas』
☆最優秀撮影技術賞 Mohd Noor Mohd Kassim『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀編集賞 Syamsul Yusof & Hisyam Jupri『KL Gangster』
☆最優秀映画音楽賞 エドリー(Edry (KRU))『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀芸術監督賞 Anuar Paharudin & Cat Ting Low 『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀効果音賞 Hisyam Jupri『KL Gangster』
☆最優秀映像効果賞 ユスリー(Yusri KRU) 『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀テーマ曲賞 エドリー(Edry (KRU))『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀衣装作品賞 Shada Hamid『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆最優秀ポスター・デザイン賞 『Hikayat Merong Mahawangsa』
☆視聴者人気賞『Kongsi』
☆特別商業作品 『KL Gangster』
審査員特別賞(俳優) 
☆シディック・フサイン(Sidek Hussain)
☆アラーヤルハム・ザミ・イスマイル(Allahyarham Zami Ismail)
審査員特別賞(作品)
☆『Libas』
☆『Janin』
功労賞
☆ジンス・シャムスディン(Tan Sri Jins Shamsuddin)
☆ミッシェル・ヨー(Michelle Yeoh)

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スクリーン賞2011の結果 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/645 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/645#respond Mon, 14 Nov 2011 18:43:02 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=645  ちょっと遅くなったが 4日に行われたテレビ・映画界の祭典、スクリーン賞(
Anugerah Skrin )2011
について。
 地上波局最大の民法テレビ局TV3主催の同賞は、95年から始まったもの。当初は、TV3の放送の番組のみ対象としていたが、06年から、TV3を所有するメディア・プリマ社の地上波局(つまり地上波の民放テレビ局の全て)、国営放送RTM、衛星放送ASTROとマレーシアのすべてのテレビ放送局の番組も対象とするようになり、地元テレビ・映像界の重要なイベントとなっている。
 特に同賞では、ドラマ、一般番組、映画の3部門があって、特に地元制作のテレビ・ドラマを評価する数少ない場であり、毎年注目されている。正直言ってボクは、テレビ・ドラマの方は、守備範囲外なのだけれども(テレビはニュースとスポーツ以外は、あまり観ないので)、今年は、サブリ・ユヌス(Sabri Yunus)というちょっと古い世代のコメディアンが初監督した『Sanggul Beracun』が最優秀作品、監督、脚本など4賞を受賞したのが話題。助演女優賞では、当地撮影の日本映画『セカンド・バージン』に出演したエルフィラ・ロイ(Elfira Loy)が受賞している。
 映画部門は、今週末のマレーシア映画祭(FFM)の前哨戦としての意味合いもあった。オスマン・アリ(Osman Ali)監督の『Cun』は、監督賞など3賞にからみ、FFMでもどう評価されるか楽しみだ。最優秀作品は、KRUスタジオのファンタジー『Magika』が受賞。『Magika』は、昨年FFMにエントリーされた作品で、最優秀作品賞を獲得しており、2つ目の大賞となった。
 今年から特別賞として制定された故ヤスミン・アーマッド賞は、シャムスル・ユソフ(Syamsul Yusof)に贈られた。『KL Gangstar』で未曾有のRM1200万という興行成績を叩き出した功績は、無視できないだろうが、ヤスミン監督とシャムスル・ユソフに何も共通する一点も見出せない、などと言ったらヒネクレ者扱いかな。
(結果は、「続き」からどうぞ)


スクリーン賞(Anugerah Skrin )2011の主な結果
《ドラマ部門》
<最優秀ドラマ>
『Sanggul Beracun』/監督:サブリ・ユヌス(Sabri Yunus)
<最優秀男優>
エマン・マナン(Eman Manan) /『Janji Syurga』
<最優秀女優>
ウミ・アイダ(Umie Aida) /『Airmata Nur Salina』
<最優秀助演男優>
アッラヤルハム・ユソフ(Allahyarham Faizal Yusof) /『Jangan Hantar Aku Ke Neraka』
<最優秀助演女優>
エルフィラ・ロイ(Elfira Loy) /『Kum Kum』
<最優秀監督>
サブリ・ユヌス(Sabri Yunus) / 『Sanggul Beracun』
<最優秀脚本>
サブリ・ユヌス(Sabri Yunus) /『Sanggul Beracun』
<最優秀シリーズ>
『Juvana』
<最優秀コメディ>
「Geng Surau」
<最優秀撮影技術>
『Sanggul Beracun』
《映画部門》
<最優秀映画>
『Magika』KRU Studio
<最優秀男優>
ラミー・イシャック(Remy Ishak) /『Cun』
<最優秀女優>
エジャ(Siti Sharifah (Eja) /『Janin』
<最優秀助演男優>
シディック・フシン(Sidik Hussin) /『Karak』
<最優秀助演女優>
ナディヤ・ニサア(Nadiya Nisaa) /『Cun』
<最優秀監督>
オスマン・アリ(Osman Ali) /『Cun』
<最優秀脚本>
Erhan Baharudin & Sujin Lee /『Aku Tak Bodoh』
<ヤスミン・アーマッド賞>
シャムスル・ユソフ(Syamsul Yusof)

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11月に3大芸能祭開催 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/644 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/644#respond Thu, 03 Nov 2011 16:48:54 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=644 どういうわけか今年は、地元芸能の祭典(アワード)が11月に3週連続開催という過去に例のないスケジュールとなっている。
まず、今日(4日)は、映画・テレビ・放送界の祭典、スクリーン賞(Anugerah Skrin)が開催。翌週の12日には、音楽産業賞(AIM、Anugerah Indstri Muzik)、そして20日(*訂正)には、マレーシア映画祭(Festival Filem Malaysia)が開催される。
スクリーン賞は、例年この時期の開催だが、マレーシア映画祭の方は、例年の開催月である8月が今年は、ラマダン月にあたり、時期をずらした様子。
AIMの方はというと音楽業界の不況などの影響で、例年の開催時期である5月開催ができなかったようだ。テレビ中継も、地上波NTV7から衛星放送局ASTROに移行した。
マレーシア映画祭は、サイトも一新で業界の好調さを顕示しているようだ。一方のAIMの方は、公式サイトは見当たらず、公式ラジオ局のERAのサイトでノミネートが発表されている。
まぁ、どちらも毎年楽しみにしているけれど、映画業界と音楽業界の勢いの差を目の当たりにすると音楽からマレーシア芸能に入っていったボクには、寂しい思いが過ぎってしまう。

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初の日本人制作長編ドラマ『Lari Sayang Lari』放映! http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/643 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/643#respond Thu, 20 Oct 2011 16:25:29 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=643  ローカル芸能界で新たな挑戦する日本人田中靖彦(Yasu Tanaka)氏のニュース。

 映画の都ハリウッドで学び、日米で脚本家やプロデューサーとして活躍する田中靖彦(Yasu Tanaka)氏の手による長編テレビドラマ『ラリ・サヤン・ラリ(Lari Sayang Lari)』が衛星放送局アストロ・プリマ局(105)で10月23日(日)、午後10時から放映される。
 当地の芸能にかかわった日本人としては、07年公開の『Sumo Lah(邦題:相撲ら)』の脚本と第2監督として制作にかかわった窪田道博氏が思い浮かぶ。田中氏の場合は、脚本・プロデュース・監督という完全に制作にかかわり、おそらくテレビ・ドラマとしては日本人初であろう。
 『ラリ〜』は、古典『ロメオとジュリエット』の恋愛劇に60年代のテレビ・シリーズ『逃亡者』のサスペンス色を盛り込んだ作品。田中氏は、「当地ではアクション作品と見られるぐらいのテンポのよい逃亡劇に仕上がった」という。また、脚本のプロとして「ストーリーも飽きさせない展開」と自信をうかがわせる。
 主演は、殺人の嫌疑で逃亡する主人公にアリフ・サタール(Alif Satar)、その恋人にエリン・マレック(Erin Malek)という顔ぶれ。アリフは、地上波テレビ局TV3のスター・オーディション番組『One In A Million』第1期(06年)出身。(ちなみにファイザル・タヒルと同期)エリンは、子役として芸歴があるが主役は今回が初めてとのこと。
 田中氏は、ハリウッドでノウハウを学び、若手脚本家を育成する講師として日本やアジアを飛び回っているプロ中のプロ。映画では少しずつ変わってはいるものの、「冴えない、ダルい、先が読める」の悪しき三拍子が色濃い当地のテレビ・ドラマにどんな影響を与えるか楽しみでならない。
 今後も『ラリ〜』のシリーズ化や映画の制作も進行中とのこと。
 この前、田中氏にお会いしたとき、「脚本さえしっかりしていれば、いい演技ができる俳優は多いし、いい素材も揃っている」と話していた。
 当地の芸能界についてポジティブな手ごたえを得ている田中氏だけれども、やはり困難もいっぱいの様子。この辺の話は、またいつか…。
 ともあれ当地在住の方は、ぜひ『ラリ〜』をご鑑賞あれ。
 予告編は、田中氏のプロダクション会社のサイトで。

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マレーシア・ロケの日本映画 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/641 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/641#respond Sat, 24 Sep 2011 01:47:01 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=641  『セカンド・バージン』の劇場版が、昨日から公開されるということで、ちょっと。(不倫とか、年の差恋愛のことを語るつもりはありませんので)
 
 ちょうど当地でも先週日本映画際が行われていて『Second Chance』という題名で日本よりも先に公開されてたのを知った次第である。まぁ、あまり注意を払っていなかったので、見逃してしまった。
 この映画、ロケがマレーシアとなっている。イポーとセランゴール州にある港町セキンチャンで撮影が行われたとのこと。
 ボク的には、マレーシア場面で登場するティーンズ女優ヌルル・エルフィラ・ロイ(Nurul Elfira Loy)。映画の公式サイトでスチルに登場している白い民族衣装に身を包んだ少女である。

 当地では、ティーンズ向けのドラマ『Qalesya』などに出演している子なのだけれど、日本の制作会社の眼鏡にかなったピュアな雰囲気は、なかなかなのではないかなと思う。
変な話だけれども、マレーシアが長いボクのような人間にとって、外国人から魅力的なマレー女性は、こんな感じなのかと思った次第だ。
 興味がある方は、“Nurul Elfira Loy”で検索してください。(楽な時代になったものです)

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ビンタン・ポピュラー賞(ABPBH10)、シャヘイジー・サムが大賞 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/635 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/635#respond Sun, 03 Apr 2011 19:17:42 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=635  昨晩行われたビンタン・ポピュラー賞(ABPBH10)の結果を。
 マレー語有力紙『ブリタ・ハリアン』(津波に追われるウルトラマンを描いた風刺画を掲載した日刊紙)の読者投票によるビンタン・ポピュラー(人気スター)賞が、4月4日行われ、最人気賞にシャヘイジー・サム(Shaheizy Sam)が選ばれた。
 同賞を主催する『ブリタ・ハリアン』は、英字紙『ニュー・ストレート・タイムス』やTV3を初めとする民放テレビ局全4局、ラジオ局Hot FMなどを擁する巨大メディアグループに属し、同賞の権威は当地では大きな影響力を持つ。
 シャヘイジー・サムは、昨年興行記録を塗り替えた映画『Adnan Sempit』や『Nangkung』に主演し、一躍人気スターになった。また、最人気男性コメディアン賞を受賞したジジアン(Zizan Artis)は、衛星放送ASTROのコメディアン・オーディション番組から生まれた新星。
 
 新人アーティストは、アカデミ・ファンタジア出身のシャヒル(Shahir)、インディーズからジュアラ・ラグ賞を獲得する快挙を成し遂げたアナ・ラファリ(Ana Raffali)が受賞した。
 その他の部門は、特に新鮮味には欠ける顔ぶれだ。それでもシティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)が長期に渡って比類のない人気を維持していた時代が終わり、少しずつ時代の顔が変わってきた印象がある。
《APB10各部門受賞者》
☆最人気賞 シャヘイジー・サム(Shaheizy Sam)
☆最人気映画男優 シャヘイジー・サム(Shaheizy Sam) 
☆最人気映画女優 リサ・スリハニ(Lisa Surihani)
☆最人気男性歌手 ファイザル・タヒル(Faizal Tahir) 
☆最人気女性歌手 ユナ(Yuna)
☆最人気ナシッド・グループ RABBANI
☆最人気グループ/デュオ Sixth Sense
☆最人気テレビ男優 レミー・イシャック(Remy Ishak)
☆最人気テレビ女優 ファシャ・サンダ(Fasha Sandha)
☆最人気男性コメディアン ジジアン(Zizan Artis)
☆最人気女性コメディアン ノルキリア(Norkhiriah)
☆新人男性アーティスト シャヒル(Shahir)
☆新人女性アーティスト アナ・ラファリ(Ana Raffali)
☆最人気テレビ男性司会者 アズニル・ナワウィ(Aznil Nawawi)
☆最人気テレビ女性司会者 ファラ・ファウザナ(Fara Fauzana)
☆最人気男性ラジオDJ ファイザル・イスマイル(Faizal Ismail)
☆最人気女性ラジオDJ ファラ・ファウザナ(Fara Fauzana)
☆特別功労賞 ロハニ・ジャリル(Datuk Rosnani Jamil)
 

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2010年マレーシア映画の総評 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/632 http://aisa.ne.jp/musicraja/archives/632#comments Thu, 30 Dec 2010 17:54:21 +0000 http://aisa.ne.jp/musicraja/blog/wordpress/?p=632  今年の映画界は、興行的に好調だった。

 『Adnan Sempit』(アーマッド・イダムAhmad Idham監督)と『Nangkung』が、それぞれRM766万とRM800万超を記録し、01年から破られなかった『Lagi-Lagi Senario』(アジズ・M.オスマンAziz M.Osman監督)の興行収入記録RM633万を更新した。コメディ・ホラー『Nangkung』の方は、12月24日公開であり、最終的にどれだけ数字が伸びるかが注目されている。この1年で、RM700万の壁を突破しただけでなく、RM800 万の大台まで到達し、映画市場は、まだまだ拡大することを示した。


 この2作の制作は、デービット・ティオ氏が率いるメトロウェルス・プロダクションによるもの。今年劇場公開の25作品中の12作がメトロウェルス作という勢いのよさ。『Adman〜』を監督したアーマッド・イダムは、今年も5作という多作ぶりである。
 メトロウェルスの躍進は、売れっ子俳優をマネージメント契約で囲っていること、そし徹底した商業路線だ。ひとつの企画があたれば、かならず続編を作るのは当たり前なのだが、シリアスものやホラーなどが当たるとコメディとして作品にするあざとさだ。『Adnan〜』は、暴走族モノの『Ramp-it』を意識したお笑いモノ。また、『Jangan Pandang Belakang』と『Congkak』の2つのホラーが当たると『Jangan Pandang Belakang Congkak』というコメディを作るといった具合。タイトルからしてチンケなのだが、きっちり数字を叩き出している。
 
 ただ、メトロウェルス作品、やっぱりマレー系にしかウケないし、新しい部分はあまりなく、個人的には積極的に評価はし難い。TV3など民放テレビ局系プライム・ワークス作品などの商業映画もどっこいどっこいの出来で、見どころは少なかった。

 そんななかでKRUプロダクション作品、エドリー(Edry)監督の『Magika』は、マレーの伝記ヒーローが登場するファンタジックな世界をCGで表現し、ミュージカルに仕立てた新感覚が際立っていた。マレーシア映画祭で最優秀作品賞を受賞し、とうとうKRU流も認められたかという感慨。
 反対に同祭で最優秀監督賞を獲得したシャムスル・ユスフ(Syamsul Yusof)監督の『Evolusi KL Drift2』は、90年代の映画停滞時代のマンネリズムを思い起こさせる作品だった。シャムスル監督の父親は、90年代を代表する大御所ユスフ・ハスラム監督である。監督2作目『Evolusi〜』の評価で、シャムスルは、ハスラムから家督を相続したのだが、悪いところが父親にそっくりなのだ。
 
 デビュー作『KL Drift』と続編『Evolusi〜』で、父親の築いたスコープ・プロダクションのお家芸である当地レベルでは、本格アクションのノウハウを引きついたが、いかんせんストーリーに深みがない。シャムスル自身が演じる主人公が、正義感がゆえにギャングに付け狙われ、友人たちが犠牲になっていくストーリーなのだが、父親の作った数々の恋愛映画と同じく、結末は悲運で結ばれる。
 ただ、その正義感に何の深みもなく、美学もない。監督としても主演としても不運のヒーロー酔っているだけ。はなはだしい勘違いヒーロー振りにフィルムの外まで振り回させられたら、それこそ映画界が悲運の結末に向かいそうだ。
 昨年、カビール・バティタ(Kabir Bhatia)監督の『Setem』とバーナード・チャウリー(Bernard Chauly )監督の『Pisau Cukur』と良作が続いた脱マレー映画路線の“マレーシア・エンタメ映画”は、ジェイソン・チョン(Jason Chong)監督の『Belukar』やママッ・カリッド(Mamat Khalid)監督の『Estet』といった作品でも流れとして引き継がれた観がある。

 『Belukar』は、怪優ブロント・パラエとダファン・イキンの非マレー系キャストが主演する本格的ミステリー。保険金目的の爆破事件を巡り、ギャング組織と組織から足抜けしたい女、そしてその事件を追う敏腕保険調査員による騙しあいを描いたストーリー。フラッシュ・バックで種明かしをする典型的手法だが、当地では新鮮だった。

 『Estet』は、プランテーションを舞台にするマレーシア版ボリウッド(インド映画)・コメディ作品。オーバーアクションとわかりやすいことこの上ない勧善懲悪ストーリーというアナクロ的なインド映画に仕上がっており、作りこんだチープさを笑いにするのが持ち味のママッ・カリッド監督らしい作品だった。
 
 しかし、悲しいことに両作品とも興行収入は、RM35万程度のことで大赤字。新しさがある作品が、興行的にウケないのに憂慮すべき事態である。
 さて、今年活躍が一番目立ったのは、ファリッド・カミル(Farid Kamil)だったかな。メトロウェルス作品に主演する傍ら、『Evolusi〜』や『Lagenda Budak Setan』、『Estet』に出演し、『V3 Samseng Jalanan』で監督デビューも飾った。
 監督としては、『Magika』で監督デビューを飾ったKRUのエドリーか。『Cicak-man』で監督デビューの長兄ユスリーは、賞よりも興行収入だったが、エドリーは最優秀作品と新人監督賞を獲得。これからの活躍が楽しみだ。
 コメディ俳優では、このジャンルの顔であるサイフル・アペッが、サッカー・ワールドカップ中に麻薬所持で逮捕されて干されていたが、その合間を縫って伸びるべきナビルやジザンといった若手が映画では今イチだった。サイフルが戻ってきて、そのままの位置でいるのも映画界の将来としては、心配な気がする。
 女優は、ちょっと印象に残っていない。少なくともマヤ・カリムの不在を脅かすような女優はいなかった。
 最後になってしまったが、故ヤスミン・アーマッド監督の作品で国内では最後の公開となった『Muallraf』が、今月24日に行われた映像・放送分野での作品と人材を評価するのスクリーン賞2010(Anugerah Skrin)で最優秀映画作品を獲得。主演のシャリファ・アマニも最優秀女優賞を受賞した。国内の賞で、ヤスミン監督が対象になるのは、これが最後の機会。銅賞では、彼女の名前を冠した部門が新設され、その名を伝えていくことになる。
 大晦日ですが、みなさまよいお年を。

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