「水深五尋」

@WPMOB 横山さんが一押ししている本があったのでブログ用にオススメを書いてもらったので載せました。
「水深五尋」岩波書店、ロバート・ウェストール
読者層を小学校高学年から中学生を対象とした「エーミールと探偵たち」や「オタバリの少年探偵たち」のような小説と思いきや、読み始めたところその先入観はまたたく間に消えうせてしまった。
時は第二次大戦下、北海に面したイギリスの港町。ある日の夜、港の近くで貨物船がドイツの潜水艦に撃沈されるのを目撃した少年は、港近くの浜辺で奇妙なものを発見する。
“発信機?”
少年はこの港町にドイツのスパイがいて、船舶の出港日や積み荷を沖合に潜む潜水艦に通報しているのではないかと疑い、友人と共に“スパイ探し”を始める。
遊び半分で始めた“スパイ探し”は、やがて協力者になってくれた売春宿の女主人の失踪という深刻な事に発展していく。
物語の中での「本当に優秀なスパイは目立たない」という言葉が非常にリアルである。
ウェストールは「ブラッカムの爆撃機」岩波書店 では、ドイツ本土へ夜間爆撃に向かうイギリス空軍の搭乗員を描いたが、この「水深五尋」では、少年を通して戦時下でのイギリスの地方の人々の生活、権力者と労働者、移民などを描くことによって、イギリスの階級社会を描写し、“事”を動かすには“力”、“権力”が必要であることも描写している。
少年が仲間たちと知恵を絞って“発信機”の仕組みを解いていくところなどは、イギリスの古典的な推理小説を彷彿させる。

既に本書をお読みになった方々、物語の最後の手紙には何と書かれていたかと思われますか?

以上、横さんからです。原稿をプチプチと携帯で打ち直したので誤字、脱字などなどは私、祐介のせいです。昨日借りたので週末読むのが楽しみだ、少年ものは大好きなんだよなぁ。変な意味ではありませんよ、コバユウさん。
指が疲れた

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