消しゴムとレレレのおじさん

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文房具話って意外と反応がいいので、気をよくして第二弾をば(笑)。
今回は、消しゴム

書く道具があれば消す道具もあるという、この二者不可分の関係は、文具メーカーはもとより、使い手にとっても永遠のテーマだと思います。

昔から消しゴムは、主たる目的に特化した正当派もあれば、キャラクターを模したフィギュアばりのものや匂いを楽しむものもありました。ご多分に漏れず、僕もいろんな消しゴムを試しましたが、ここ10年以上、これがないと仕事にならないっていう消しゴムがコレです。

三菱のE・KNOCK。交換用ゴムは、一般タイプとまとまるタイプがありますが、僕はずっとまとまるタイプを使ってます。

最近では、より細かい部分を消すときにコレを使ってます(Tombow-MONO-zero)。音符の付点やTAB譜の数字、歌詞の一部分など、ごく細かい部分をジャストで消してくれます。

逆に広範囲を消すときはコレ。

ずっとTombow-MONOを使ってます。

上記ペンタイプの消しゴムは、広範囲で使うと力が入りすぎてすぐに折れてしまうため、昔ながらのものを使います。これは、ペンタイプの作りが貧弱というのではなく、用途を想定しているからにほかなりません。
道具は、目的に即したものを使わないと、その目的を達しないばかりか、場合によっては損失してしまうことすらあります。ドライバーのサイズが合わないものを使って、ねじ穴をつぶしてしまうようなものです。

ということで、今は上記3種類をセットで使ってます。

あと、最近導入した優れものを紹介しましょう。

消しゴムを使う以上、必ず消しカスは出ます。これはどうしようもありません。ところが、この消しカスの処理がとんでもなく大変です。

原稿によっては大幅に修正しなくてはならない場合もあり、大量の消しカスが出てしまいます。区切りのいい段階で手でかき集めまとめて捨てるんですが、カスが机の上にたまっていることそのものがけっこうなストレスになります。

で、以前からハンディクリーナーを探していたんですが、本格的なものになればなるほど高価で大きく、置き場所にも困ります。せめて単3電池2本くらいで稼働する手のひらサイズのものがないかと探しましたが、今度は吸引力が弱く使い物になりません。
そこで発見したのがコレ。

上はホウキ二本が交互に動いてカスをかき集めるタイプ。下は回転式ローラーにブラシを付けたタイプ。いずれも動力は「手」なので、電池もなにもいらず、安く(300円前後)、「ホウキで掃いてちりとりに集める」というごくごく基本的な姿を机上で実現しています。
あまりにイケてるんで、動画も撮ってみました。

僕は道具に対して「かわいらしさ」は全く求めないんですが、これは、その所作を見ているだけでもおもしろく、和みます。レレレのおじさんが机の上で微笑みかけてくれているようです(大げさか?)。

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