渡辺正樹(わたなべ まさき:尺八)
明治大学にて尺八と出会う。在学期間、佐野鈴霏師に師事。第39期NHK邦楽技能者育成会を大学卒業と同時に修了後、独自に演奏活動を開始。日本民族舞踊団中国公演や長唄杵屋裕光氏のライブに参加。1995年、千葉県市川文化会館にてジョイントリサイタル「潮の会」を開催して以降、佐賀県「炎の博覧会」の『黒髪山の大蛇退治』(EXPO大賞受賞曲)や嘉門達夫氏のアルバム『ジャングル・ウッキー』、高祖道元禅師750回大遠忌記念CD『梵音 BONNON』等のレコーディングに参加する一方で、紀尾井ホール、東京オペラシティーにてリサイタル「温故知新」を行っている。2003年にはフィンランドにて初の海外公演を敢行。和太鼓やシンセサイザーとの共演も多く、幅広い技量と気迫の漲る琴古流尺八奏者。今回の【和の響宴2004】は、浜田市に縁のある渡辺さんのコンサートを観た実行委員メンバーからの「ぜひ浜田にて公演を」という熱いメッセージを受け実現した。
http://www.hpmix.com/home/nabechan/
O∧S/S(オアシス:尺八・アコースティックギター)
1998年、尺八演奏家であり作編曲家の小林純と、ギタリスト兼アレンジャーのYoshiによって結成。尺八のもつ「和」の世界とギターが紡ぎ出す「洋」の響きに、二人がつくる親しみやすいメロディーが相まって何とも心地よい。日本各地のホール・ライブハウス・イベント等に出演。2004年は初のマレーシア公演を行う。2枚のCDに加え、10月には初のライブ盤をリリース。三曲大合奏曲「風わたる」(大日本家庭音楽会)/アコースティック・ギターマガジン(リットー・ミュージック)/「和楽器で奏でる名曲アレンジ」(ドレミ楽譜出版社)など雑誌・教則本・曲集など出版物も多数執筆。 http://www.aisa.ne.jp/oasis/
丸田美紀(まるた みき:箏)
長崎県出身。沢井忠夫師、沢井一恵師、菊雅楽孝子師に師事。高崎短期大学音楽科(現高崎芸術短期大学)首席卒業、更に特待生として専攻科に学ぶ。第57回読売新人演奏会出演。1990年NHK邦楽オーディション合格。同年より2年間米国ウエスレアン大学に客員演奏家として箏曲、地歌三絃の指導を行なう。沢井一恵箏アンサンブルメンバーとして海外公演に参加。また、各種音楽祭や「題名のない音楽会」等、テレビ番組にも出演。沢井忠夫合奏団、KOTO VORTEX、モノフォニー・コンソートのメンバーとしても優れた演奏を魅せる。キングレコードよりCD「丸田美紀〜鳥のように」をリリース。 http://www.geocities.jp/mik_maruta/
高橋 祐(たかはし ゆう:津軽三味線)
18歳にて高橋流津軽三味線に入門、21歳で名取を許される。1986年、家元高橋祐次郎師と共に文化庁海外文化派使節団の一員として渡ったアメリカ・カナダでの公演を皮切りに海外での公演を多数行う。また国内においては、日本郷土民謡協会の津軽三味線全国大会合奏の部において過去7回の優勝を飾る。1991年より両国公会堂、東京都曳船文化会館、神奈川県平塚中央公民館、平塚市民センター等のホールにてリサイタルをする一方、三味線本来のもつ“生の響き”と“観客との対話”を基本に据え、比較的小さなスペースでのライブも行う。年間を通して、藤あや子公演、邦楽、民謡の舞台にて活躍中。
花木久実(はなき ひさみ:和太鼓)
1960年鹿児島県生まれ。23歳の時、若獅子太鼓のメンバーとしてデビュー。国内外の公演で経験を重ね、同時に長唄囃子、祭囃子の門を叩く。独立後、即興演奏のコンサートや、演劇・モダンバレー等の公演に参加し、様々なアーティストと共演。海外公演の経験も十数カ所に渡る。より人間的な表現を追求する和太鼓奏者。邦楽グループTOKYO一番ばやし代表。