予選リーグ第一節C組

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アルゼンチン(2) – (1)コートジボアール

正直言って、アルゼンチンのサッカーはあんまり興味なかったので真剣には見ていませんでしたが、けっこうおもしろい内容でした。
アルゼンチンは、意外と組織的で堅実なサッカーだと思いました。特に守備に関してはその意識が高く、決定的な場面も何回かありましたが、攻守の切り替えが早く、スッと戻ってきてはゾーンを作って穴を開けさないといった徹底ぶりは、ブラジルには見られない面だと思います。GKの奮闘にも救われましたね。
 あと、クレスポ・リケルメ・サビオラの動きはもちろんいいんですが、左SBのソリンが至る所で非常に効いてると思いました。
コートジボアールは、初出場とは言え、ヨーロッパ各地で活躍する選手を多く抱えたタレントの宝庫です。あわや得点かといったシーンも数多く、しなやかというよりは強靱な肉体の強さにはホレボレします。特にドログバは、一人で5人に囲まれながらもラストパスを出すというシーンも見られましたね。
 後半はコートジボアールの方が押していたし、崩して崩して得点という点では、むしろコートジボアールの方に分があったと思います。

セルビア・モンテネグロ(0) – (1)オランダ

「攻撃のオランダvs守備のセルビア」と言われる中でのキックオフ。セルビアは、僕の大好きなストイコビッチがいた旧ユーゴからの流れがあるし、オランダは超攻撃的な集団。この試合も非常に楽しみにしていました。結果的にもとてもおもしろい試合だったと思います。
オランダは、ピッチをタッチラインギリギリのところまで広〜く使って、ダイナミックな展開をしていました。特に前半は、攻撃になった瞬間に、いったいどこから湧いてくるのって思えるほどすぐにスペースに入り込んできて、前衛が常にW型かM型になるようにポジションニングしていました。おかげで、守備に定評のあるセルビアもついていけませんでしたね。フリーキックの多彩さも見所の一つでした。
 後半はロッベンの孤軍奮闘という感じではありましたが、ドリブル突破だけではなく、もう少し人に預ければ得点になったのに、という場面もありました。でも、とにかくおもしろいサッカーです。
セルビア・モンテネグロは、ファンタスティックでもあった旧ユーゴのサッカーを一新し、組織的な守備中心のカウンター攻撃に一新したようです。しかし、3トップで超攻撃的なオランダにあっては、カウンターはもちろん、中盤の組織力もなくなっていました。
 後半は幾分持ち直して、トップからプレッシャーをかけられるようになりましたが、全体的に翻弄されたといった感じでした。
いやー、このグループはわかりません。それぞれに特徴のあるサッカーをするし、今回破れたチームも致命的な弱点があるというわけではありません。はっきり言って、相手国との相性とか戦術のぶつかり合いでどうにでもなるといった、まさしく死のC組です。希望的には、オランダとセルビアに勝ち抜けてもらいたいんですけどね。

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