週明けの月曜日(31日)が独立記念日だったが、今年は新型インフルエンザ蔓延とイスラムのラマダン(断食)月ということもあり、祝賀のカウントダウンやパレードも取りやめや規模縮小で、なんとも静かなものだった。
もうテレビ観ているしかない状態で面白かったのは、衛星放送局ASTROが独立記念日限定でひとつのチャンネルをシティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)専用に開放したこと。ここで、さる6月に行なわれた彼女のソロ・コンサート『SATU』の初日の収録ビデオが放送された。
ステージは、デビューアルバムからのヒット曲メドレー、トラディショナル・ポップ(イラマ)の第一人者パッ・ンガ(Pak Ngah)のセクション、新作『Lentara Timur』の曲など、見どころをちりばめた内容だった。
最近の『Transkripsi』や『Hadiah Daripada Hati』などでは、熱唱を封印気味で初期からのファンにはちょっと物足りない部分があったのだけれども、コンサート中盤の山場で用意されたのが、この曲「Kurniaan Dalam Samaran」。
知らないとファンと言えないゾ。99年発表の『Pancawarna』収録の曲で、歌モノ中の歌モノ。「七色の節回し」で技巧的には最難度じゃないかな。さらに付け加えると、彼女が来日中に共演した坂本冬実の「夜桜お七」に触発されたという特別な曲だ。
シティもうた歌いの心を捨ててはいないんだなぁ。おそらくステージでは、あまり歌う機会がなかったこの名曲を着物風衣装と斜め45度の演歌ポーズで、アルバム以上の完成度で披露。曲の最後には、「ドウモアリガトウゴザイマシタ」。(事情をしらないマレーシア人ファンは、「???」だったろう)
この一言、冬実と日本のファンに届かなければ、空し過ぎる!
まだこのコンサート『SATU』のビデオ化の発表はないけれど、今後の商品化に期待。
ちょっと、どんな様子だったか知りたい方は、YouTubeへの投稿(こちら)を。
基本的には、ただの盗録(音声のみ)で、ケシカランものであるのだけれども…。この曲に選んだことで許す。
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あ、本当に和風ですね。同じ曲の違うビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=E-2Fh05zMKI
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おお、ありがとう。
曲アレンジは、途中から和風というより、中華風になっていますね。