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アニータ・サラワク、マレー音楽界イチの恋多き女? – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

アニータ・サラワク、マレー音楽界イチの恋多き女?

 写真の女性を派手なオバサンと思う無かれ。マレー音楽界では異色のキャリアをもつアニータ・サラワク(Anita Sarawak、54歳)だ。
 彼女はシンガポール出身だが、シンガポールのマレー系に常で、マレーシアで活動している。現在はゴッド・ブラザース、KRUとの協力関係に安定を見出し、テレビのホストなんかもやっている。実力と存在感からして、なんとなく和田アキコなのだけれど。それはさておき、彼女の異色キャリアというのは20年間ラスベガスを拠点とし、ショーで歌っていたことがあること。まぁ、どのレベルであったか調べる資料はないが、脱東南アジア・レベルの人であることは確か。
 彼女のキャリアについては別の機会に譲るとして、今回は長年の疑問が解けた話。
 
 知人から彼女の旦那さんは、ライオネル・リッチの前身であるThe Commodoorsのメンバーと聞かされていた。でも、隣にいる旦那さんの顔はどう見ても黒人のそれではないし…。
 偶然、彼女の結婚暦を記した新聞の記事を見つけたが、疑問が氷解するだけでなく、彼女の結婚暦は驚愕ともいえる華麗さなのだ。

 まず、現在の旦那さんは、01年に結婚した英国人マーティン・エドワード氏。イスラム教への改宗名はマハティールという大それたお名前。それで彼女にとっては4回目の結婚だということ。その前の結婚は95年で、知人の指摘の通り、元The Commodoorsのメンバー、JD・ニコル氏。
 そして驚いたのはその前の2回目の結婚。彼女は81年にインドネシアのボーリ・マランティカ(Boery Marantika)と結婚していた。ボーリといえば、インドネシア版フリオ・イグレシアス的な大御所。The Commodoorsもインパクトがあるけど、ボーリというのもすごい。ちなみにスター同士の結婚は1年間しか続かなかったようだ。ここまで話したついでだから最初の結婚は、72年の20歳のときでミュージシャンのモハマッド・アブドゥール・サマッド氏。やはり、1年と続かなかったらしい。
 それにしてもすごい人はいるものだという感想。
 ちなみに彼女は、先月ジャズに傾倒した全曲英語のアルバム『Another Dimension』を発表した。KRUとのタグよりも、彼女本来の姿がわかる作品となったようだ。
 彼女の公式サイトからは試聴も可能。

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