なんだか『Music Raja』の看板に大いに偽りありなのだが、F1マレーシアGPについても書いておこう。
F1では、地元マレーシア企業ペトロナスがスポンサーであるBMWザウバーのローバート・クビカが2位を獲得。優勝トロフィー授与式に出席したアブドゥーラ首相も「喜ばしいこと」とコメントしていた。(テレビに映った姿からは、「こんなこと話している場合ではない」という表情がありありと見て取れたが…)
それで併催されたGP2アジア・シリーズの方では、マレーシアのチームである「Qiメリタス・マハラ」のルカ・フィリピと吉本大樹両ドライバーは、22日の第一レース、共に5グリット降格のペナルティー(詳細不明)の上、リタイアという散々な結果に終わった。23日の第2レースでは、吉本が10位、フィリピはリタイヤと残念ながら地元観客の前で活躍することは出来なかった。
地元がらみで頑張ったのは、GP2唯一のマレーシア人ドライバー、ファイルズ・ファウジ。第1レースでは、今季2度目となる2位を獲得。第2レースでも6位に入り、現在ドライバーズ・ランキングで3位につける活躍をみせた。
今年一皮向けそうなファイルズの写真はこちら。
うーん、話がどんどんマイナーな方に向かうが、チーム・メリタスはGP2よりさらに下のレベルのフォーミュラBMWでもレース活動を行なっており、F1のサポートレースとして開幕した『フォーミュラBMW・パシフィック選手権』で所属ドライバー、サイモン・モス(南ア)とロス・ジャミソン(香港)が1、2位独占の活躍をみせた。
(写真:左からチーム・メリタスのロス・ジャミソンとサイモン・モス。F1BMWチームのボス、マリオ・タイセンも表彰台に顔を出す)
さらにチーム・メリタス所属のマレーシア人ドライバー、アルビン・ロスランも5位に入る活躍をみせている。チーム・メリタスには、もう1人のマレーシア人ドライバー、フザヒール・フラン・ラシップや女性ドライバー、タスミン・ペッパー(南ア)を含む6人のドライバーが同選手権にが参戦している。
(写真:マレーシアの期待の星アルビン・ロスラン)