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ある田舎のリゾートで拾遺したシューマッハ伝説 – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

ある田舎のリゾートで拾遺したシューマッハ伝説

 タイトルは大げさなのだが、皇帝ミハエル・シューマッハが、国営石油会社ペトロナスのスポンサーにより、マレーシアとのつながりができたので、調子に乗って彼についてのエピソードを。

 というより、唐突にシューマッハの話をするのも本ブログの本旨ではないので、披露するく機会はないものだと思っていた話である。
 蔵出し、というほど貴重な話でもないのだが、シーズン中にマレーシアでつかの間の休息を楽しんだ皇帝の人となりが分かる話だ。


 マレーシアGP(グランプリ)は、セパン国際サーキットで3回目の開催となった01年から開幕第2戦目が定位置となっているのだが、ここ数年開幕戦のオーストラリアGPから2週連続開催で、ちょっと重要度が落ちてしまった。
 05年のマレーシアGPは、開幕戦のオーストラリアGPとの間隔が2週間あり、熱帯の暑さになれるために早めにマレーシア入りをするドライバーもいた。
 皇帝シューマッハもその一人で、ランカウイ島など人目につきやすい場所ではなく、東海岸トレンガヌ州のドゥングン地区にあるひっそりとした隠れ家リゾートを休息の場に選んだ。
 自然豊かなトレンガヌ州は、そのころから映画俳優ジャッキー・チェンらなどアジア・セレブがお忍びで訪れることも多かった。シューマッハの所属していた当時のフェラーリの代表、ジャン・トッド氏の恋人が、国際的映画女優ミッシェル・ヨーだったことなんかも、トレンガヌ州がセレブが羽を休める場所として密かな人気をえたことと関係があると思われる。
 ドゥングン地区で世界的VIPが泊まれる場所といえば、タンジュン・ジャラ・リゾートしかないわけで、そこで聞いたある日のシューマッハの姿。
 ジムでのトレーニングやサイクリングなどスポーツ選手として、いつも体を動かしていたというのは、大して驚く話でもないのだが、シューマッハはハーレーを借りて乗り回していたとのこと。もう、クルマだけでなく、バイクも根っから好きなのだ。
 ただ、シューマッハは、ノーヘルで乗りたいとゴネたそうだが、ホテルのアクティビティー担当者が、「あなたみたいな有名人が、法を破っている姿が人目につき、噂になるのはよくない」との説得に折れたそうだ。
 まぁ、レーサーを目指す若い人へのメッセージを求められ、「公道ではレースしないこと」とシューマッハは、有名人として模範解答しているのを聞いたことがあるので、無茶はしなかったようだ。
 サッカー好きでも知られるシューマッハは、地元のチームを集めて、自らも参加し、試合を楽しんだそうだ。
 その際にチームにユニフォームがなかったので、シューマッハが2000リンギット(6万円弱)を渡して、Tシャツを買いに走らせたという逸話が残っている。
 なにしろ田舎なんで、2000リンギットでも、「おぉー」となったようだ。
 しかし、05年シーズンはフェラーリとシューマッハにとって、我慢の年だった。
 シューマッハは、F1史上最も観客を侮辱した事件として記憶に残っているミシュラン・タイヤ勢14台出走ボイコット事件の起きたアメリカGPでの1勝のみで、00年から5年連続で防衛してきた年間王者のタイトルをフェルナンド・アロンゾ(当時、ルノー)に明け渡すことになった。
 それでも、マレーシアGPはシューマッハにとって、初開催99年に骨折による戦線離脱から復帰したGPだったので、悪い印象はないのではないか。
 それにしても、トレンガヌの休日でのシューマッハ、とっぴな行動や悪い評判などなく、健康的な姿の話ばかりだった。(フィンランド人のM.H.は、アル中だとか、シューマッハの元チームのだったE.I.は、女狂いだ、など、やっぱり評判はたってしまうものだ)
 なので、きっと来季は3年のブランクを感じさせない走りを見せてくれるものと思う次第だ。
 

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