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イロイロあるけど・・・・未来は明るい!

過日2月12日(土)『協働でめざす殺処分0』講演会を聞きに立川へ
この日のメインゲストは熊本市からの三氏。
熊本市動物愛護センター所長・松崎正吉氏
熊本市動物愛護推進協議会&熊本市獣医師会会長・松田光太郎氏
熊本市動物愛護推進協議会副会長・西川真理子氏(「がんばれ動物クラグ」代表)
全国で初!「行政で処分動物ほぼゼロ」を実現した方々。
昨年の春、愛犬情報誌の取材で初めて熊本市動物愛護センターを訪問。
秋からあらためて個人的に通わせていただき三氏にはお世話になっている。
なぜ熊本市では処分ゼロが実現できたのか?
取り組みスタートは約10年前。
これまでの経緯をまとめたリアルストーリーを書くため只今準備中。
某出版社WEBサイトで連載を予定している。
ということもあって『犬部!』の太田くんなど誘って出かけてきた。
開始15分前に到着したらすでに立ち見が出ているほど大盛況。
知人にキープ席をゆずってもらえてラッキーだった。
講演会の内容はすでに取材済みのことが多かったけれど、
にもかかわらずすごくヨカッタ!!
行政&獣医師会&市民が信頼しあうと、
こんなにスゴイことになるのか〜
プラスの相乗効果パワーのなんと大きいことよ!
良い話は、何度聞いても良い〜!
松崎氏、松田氏、西川氏それぞれの人柄が伝わってくる
講演会&パネルディスカッションだった。
もうひとつ充実していたのがパネリストで呼ばれていた
地球生物会議(ALIVE)代表・野上ふさ子氏の講演。
現在、2012年改正予定の動物愛護管理法のための検討がすすめられている。
その内容&スケジュールについての解説がとてもわかりやすかった。
「検討すべき項目は、ほぼすべて盛り込まれました。
この内容が採用されれば、日本の動物愛護は大きく変ります」
会場一同「おお〜!」
検討内容については関連資料を読めばわかるわけだけれど、なにしろ文章がカタイ。
この件について熱心な人でないと気力や時間的に読むのは厳しいだろう。
概要だけでもかんたんにわかるものがあればと思った。
そういうのきっかけに「改正」とか興味持つ人が増えればいい。
だって「フツーに動物好きですよ」という人であれば、
すごく心に響く内容だから。
で、どんな内容なのか?
・・・・・たとえばこんな疑問感じたことありませんか?
「深夜の繁華街で動物売ってもいいの?!」
「生後8週までは犬猫の心身に大切と聞いたのに、母犬から離して売るってどうよ?!」
「不潔で狭いケージ。これに動物を入れて売るっておかしくない?!」
「なんで動物のネット販売が認められてるの?!」
「犬猫の健康無視した交配&出産。くりかえすなんてひどくない?!」
「世話できないのに莫大な数の犬猫飼ってる人。どーにかできないの?!」
「ニュースで話題になったアノ業者。なんで野放し?!」
・・・・・などなど日常のなかで感じる数々の「?!」
今回の改正で該当項目がもりこまれたら、
これらがものの見事に解消されるのだ。
これはスゴイ!
野上氏の講演で特に印象に残った話ふたつ。
ひとつは最新の犬猫殺処分データ。
平成21年度(2009年)
犬:65,956万頭
猫:173,300万頭
どちらも前年度とくらべて約2万頭減少。
このスピードで減り続けたら5年後、殺処分される犬はゼロ!
猫だって10年後には。
これはなんだか「いよいよ近づいている」雰囲気〜
動物に関してはイロイロ問題といわれる
日本だけれど明るい未来を感じる話だった!
もうひとつ印象に残った話は、前回の動物愛護管理法改正時のこと。
「生後8週以下の動物販売禁止」というのは前回の
検討項目でも入っていて改正で盛り込まれるはずだった。
しかし、動物取り扱い業者からの反対意見が多くの寄せられた。
「動物は小さく(現在は生後3週くらいにショップに並ぶ)ないと売れない。だから無理!」
その数、約5000件。
対する意見はたったの500件。
結果この項目は「見送り」となったそうな。
大声が勝つの理論はすごく抵抗があるけれど、
やっぱり声を出すべきところでは出さないとダメなのだ。
それとタイミングも大切ね。
この件については環境省で3月初旬までの検討会で討議され、
3月中に中間とりまとめとしてパブリックコメントの予定。
そのときはひとつでも多くの「?!」解消のために声を出そう。
この情報は「ALIVE」HPでもアップさせるけれど、
ここでも告知しようと思っています。


2011/02/14 | 犬と動物

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