藤田俊哉選手がワンコを抱いている理由
はっきりいってサッカーのことは、あまりよくわからない。
しかし昨日、引退表明をした藤田俊哉選手のニュースには見入ってしまった。
引退後は指導者の道へ。欧州クラブの監督をめざしたいと宣言。「挑戦することが大好きなんです!」という明るい語り口に、なるほどー!と思った。
その理由はこれ。
これは藤田選手がロアッソ熊本に在籍していた2010年、熊本市動物愛護センターへの協力で実現したものだ。
犬好きの藤田選手は、知人の誘いで同センターをプライベートで訪問。犬や猫が殺処分されている事実を知って大きなショックを受けた。動物のために何かできないのか? そう考え、チーム内で動物好きで知られる宇留野純選手、渡辺匠選手に声をかけて同所を再び訪れたのだ。
当時所長の松崎氏から「迷子札さえあれば、ほとんどの保護動物は飼い主のもとに戻れる」という事情を聞き、迷子札装着キャンペーンへに参加することを即決。
決まったら藤田選手の動きは早く、横断幕用の撮影などもサクサクこなしたという。
このエピソードは『ゼロ!』のなかでも書いているが、試合当日のスタジアムでは藤田選手を先頭にチームの有志が「迷子札をつけよう」と来場者にアピールする活動もしている。
サッカー選手が動物愛護活動。。。。。こんな例は、おそらく日本で初めてだろう。それだけに今回「誰もやったことがないものに惹かれる」という藤田選手の人柄を知って納得。
多くのサッカーファンにとって、現役時代の知られざるエピソードのひとつではないだろうか。
藤田選手が日本初=世界初の欧州チームの日本人監督として、活躍する日がくることを心から期待したい。
2012/07/04 | 未分類
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