おすすめの本が2冊ある。
久しぶりのブログ更新。
気づけばすっかり春なのだ。
ところで突然だが、マドの名前はソマリ語(アフリカ・ソマリアで使われている言語)だ。
ソマリ語でマドは、黒の意味。
そして、ソマリアの人々は時々自分たちのことを「マド」と呼ぶ。
なぜ愛犬にソマリ語の名前をつけたのか?
それはマドが我が家に来た前後、夫がソマリア取材にどっぷりはまっていたからだ。
で、その集大成が先日、めでたく出版された。
『謎の独立国家ソマリランド』(高野秀行・本の雑誌社)にて絶賛発売中なのだ!
お値段・税込で2,310円、500ページを超える。
お財布にも優しくないし、バッグに入れたら漬物石のようだ。
いろんな意味で「重い」本なのだが、これがなんと発売10日足らずで重版決定!
重版記念かどうかわからないけれど、プロモVTRも完成。本の雑誌社のK氏の力作。
VTRの初っ端に出てくる戦闘シーンは、昨年11月に高野が取材中に遭遇。同行していた現地のテレビクルーが撮影したものだという。それに対比する、後半の“謎の独立国家”の画像、そこにかぶる呑気な音源がなんともいい感じなのだ。
ちなみに、この本の取材のために莫大な資金(私金)が投じられている。
高野曰く「あと2~3回重版すれば、なんとか回収できる」なので、皆さんどうぞ宜しく!!
そして、もうひとつ。
先週の金曜日、日本ミステリー文学大賞新人賞の受賞式があった。
第16回新人賞に決まった『ロスト・ケア』。
選考会はほぼ満点を獲得して、選考委員から大絶賛。ミステリー界に期待の大型新人登場! と騒がれている。
この本の著者、なんと少年サンデー掲載の漫画版『犬部!』でシナリオ協力をしている葉真中顕(はまなかあき)さんなのだ!!
選考委員の先生方と壇上にならぶ葉真中さん。
そして“犬部!”チームでも記念撮影。左は漫画家の高倉陽樹さん。
ちなみに受賞にあたっての葉真中さんのプロフィールには、『犬部!』シナリオ協力こともしっかり入っている。
これ、受賞を知ったときに少年サンデー担当編集のS氏が「絶対いれてください!」と言ったのだそうだ。ナイスS氏!
そして授賞式の翌日、テレビ『王様のブランチ』ブックコーナーに葉真中さんが登場!
受賞作品『ロスト・ケア』と一緒に漫画版『犬部!』1・2巻も仲良く並べ、しっかり紹介してくれた。感謝!!
『ロスト・ケア』は社会問題を扱いながら、エンタメにしあげた作品。
すでに売れに売れているらしい。
もちろん私も一気読み。未読の方、おすすめですよー。
おでかけボーナス画像(?)は生ハムと一緒に。
とにかく最近は群れ(家族)でいれば満足なマド。レストランに2時間以上いたが、ずっとこのまんまだった。
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