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F1中継が面白い、解説者アレックス・ユーン礼賛 – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

F1中継が面白い、解説者アレックス・ユーン礼賛

 なんだかミュージック・ライターの看板を掲げていながら他のことにも色気ばかり出していてそれが芸になっていないという批判が最も怖い。
 ところでアサ・ネギシの好きなスポーツ観戦は、サッカーではなく(というのも地元試合中継が少ない)F1なのだ。ヨーロッパGPは、BAR・ホンダの仕切りなおし。昨年は2位スタートでフェラーリに襲い掛かる猟犬となった琢磨の熱い走りの舞台で楽しみは尽きない。
 マレーシアはF1開催の99年から地上波局でF1が観ることができる。03年からは地上波局で全戦生中継となり、観ないわけにはいかない。欧州CLも準決勝から生中継があるのだが、午前3時とアジアでは観るのが難しい。一方、欧州ラウンドのF1は午後8時から決勝が中継されるので、なおさら観ないわけにはいかない。
 今年からF1中継は8TVになった。最近、再三8TVの名前を出しているので、少しばかり触れて置こう。同局は当地最大の民放局TV3の子会社。8TVの方は、若者をターゲットにこちらでは斬新な番組を放送している。TV3が時間枠のレギュラーを外せないスポーツ中継など8TVを使えることなどで強みを発揮している。昨年はサッカー欧州選手権の予選ラウンド最終戦(同組のカードが同時間に行われる)など2局体制の強みをいかんなく発揮していた。
 さて、F1中継が8TVになったことで、ボクの楽しみが増えた。中継自体は国際映像といって英語のアナウンスと解説が入るのでどこの国で観ても同じなのだが、レース中継の前後にマレーシアが誇る元F1ドライバー、アレックス・ユーン(写真)が解説するのだ。
 彼はまだレーサーとして活動しているが、F1現役のころからしゃべりが分かり易い人で、非英語圏出身のドライバーになかではピカイチだった。(もっとも彼の母親は英国人だから彼もネイティブといえるかもしれないが)その彼がテレビ出演をこなしていくうちにしゃべりもさらに磨きがかかってきた。
 一概に彼のような欧亜人(欧州系とのミックス)のマレーシア人は、発音がネイティブなのを売りにしてテレビに出ていることが多く、一般のマレーシア人にとってはけっして分かり易い英語ではないし、多くの場合「鼻にかけている」という反感を受けてしまう。しかし、彼のように日本やF1で世界を転戦してきた経験で、伝えることが一義の英語を心がけているようだ。
 
 それに3年前とはいえ、れっきした元F1ドライバーが語る解説は、やはりモーター・ジャーナリストとは違うレベルだ。先のBAR・ホンダの燃料タンクに関する違反についての解説は、どの記事でも得られない側面から語ったもので、思わずうなってしまった。モナコでのルノー勢のタイヤ磨耗による失速も「セーフティーカーによる緊急ピットインで、2ストップ作戦が1ストップになり、重い車重で走る距離が増え、タイヤの負担が予想を超えた」と解説していた。
 マレーシア人はいいF1観戦の先生を得たものだ。
 加えて、彼は苦戦しているホンダとブリヂストンの日本勢に非常に好意的だ。やはり、フォーミュラ・ニッポンで日本にいたことにも関係があるのだろうし、アジア人としてF1の欧州人支配を身をもって感じたのではとも勘ぐってしまう。昨年F1中継していたRTMの地元アナウンサーは、ことあるごとにミシュラン優位を強調していたが(ブリヂストンはフェラーリを連勝さえていたにもかかわらず)、彼は最近のブリヂストンの低迷にも「ブリヂストンの実力はこんなものではない」といい続けている。
 和魂洋才ならぬ亜魂洋才なんだな。
 解説者アレックス・ユーンも、02年開幕戦ミナルディで7位を果したときと同じぐらいカッコいいぞ! 
 いちF1ファンのたわごとである。

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