メガ・セール・カーニバル始まる

　日本人にマレーシアの一番の魅力を挙げてもらうとしたら物価の安さというところに落ち着くのだろうか。
　ボクのような地元レベルの生活者の口からは、もうこんな言葉は出ないが…。リンギットのペグ廃止で輸入品が少し安くなるのかなぁ。でも、原油高による物価上昇でやはり変わらないと思うが。

　貧乏ライターの私見はさておき、先週末23日（土）から『メガ・セール・カーニバル』が開幕した。期間は9月4日までという。観光客の多い時期に観光省主導で全国規模でディスカウント・セールや大売出しを一斉に行うというという、まぁだれでも考えそうな企画だ。99年から行われており、昨年まではF1開催時期の3月、独立記念日のある8月、そしてハリラヤ・プアサ、クリスマスから年末までの3回も行われていたが、これでは有難みがなくなってしまうからか、年1回この時期となった。なんだかんだいってマレーシア人がこのカーニバルを待ち望んでいる。欲しいものはカーニバルまで買い控えするほどだ。
　でもホント、マレーシア人って休日にショッピングセンターをぶらぶらするのがレジャーのようだ。ちなみに日本に行ったマレーシア人が一番驚くのは、ショッピングセンターが8時で閉まったり、水曜日が定休日だったりすることなのだ。
　それで首都圏では、まだまだ新しいにショッピングセンターがオープンしている。カーニバルの開幕式典があったのは、ムティアラ・ダマンサラという地区のイカノ・パワーセンターとザ・カーブというショッピングセンター。ショッピングと無縁なボクは、初めて。近くに１ウタマという人気ショッピングセンターがあるのにまだ必要なのか、と思ってしまう。
　ちなみにカーニバルの期間は、各ショッピングセンターでファッションショーをやったり、“ミッドナイト・セール”と称して深夜0時まで営業したりといった企画などを行うようだ。KLでもビンタン・ウォークとベルジャヤ・タイムス・スクエアーで8月6日から13日までショーやイベントなどが行われる。（興味がないので気のない書き方しかできません）
　そう、それで開幕式典が終わって（午後11時ごろだったかな）、イカノ・パワーセンターとザ・カーブからの帰りにダナンサラ・ウタマの屋台街で久々にメシを食べた。帰ろうとクルマを駐車場から出したらたまげた。知らない間に車道が夜市（パサール・マラム）の露店で埋め尽くされていたのだ。時刻は深夜0時よ。真夜中だよ。
　家に引きこもっているから知らなかっただけだけど、夜市を冷やかしている歩行者を蹴散らしながら500mぐらいクルマを徐行する羽目になった。ボクにとっても、歩行者にとっても迷惑な話。
　まぁ、でも『メガ・セール・カーニバル』の帰りだから、妙に納得したわけ。マレーシア人って、普段からミッドナイト・セールやっているぐらいの筋金入りのショッピング好きなんだな。
（写真は、開幕式典で頭がショッピングバックになっている踊り子。ITMの学生だそうです）
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