Warning: Creating default object from empty value in /home/aisaco/www/musicraja/wp-content/plugins/redux-framework/ReduxCore/inc/class.redux_filesystem.php on line 28

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/aisaco/www/musicraja/wp-content/plugins/redux-framework/ReduxCore/inc/class.redux_filesystem.php:28) in /home/aisaco/www/musicraja/wp-content/plugins/wp-super-cache/wp-cache-phase2.php on line 1164
津波の後に… – アサ・ネギシのページ/Music Raja
アサ・ネギシのページ/Music Raja
マレーシア・ライターの見聞録

津波の後に…

 ペナンの大津波のニュースを耳にして一番先に思いこしたのは、フェリンギ・ビーチホテルの前にある通称マイアミ・ビーチの風景だった。

 このマイアミ・ビーチは地元の家族づれが海水浴をしに来る場所である。その海水浴客目当てにマレー系の屋台が立っている。
 ここのラクサとミー・ウダン(エビ麺)が美味いのでよく食べた。
 ペナン滞在中、このマイアミビーチに寄ってみた。
 屋台は無事だったようで営業していた。
 津波は屋台がある場所のギリギリのところまで来たそうだったが、屋台は難を逃れたそうだ。
 ただ、店の人はそれ以上のことは教えてくれなかった。
 いつもなら海水浴客が集まるマイアミ・ビーチが閑散としている風景が、屋台のテーブルの前に広がっていた。
 やはり他の場所で聞いた話によると、このマイアミ・ビーチで波にさらわれた人が多かったようだ。
 マイアミ・ビーチだけでなく、ペナン島の北側にある道沿いのビーチで海水浴を楽しんでいるの人々の多くはマレー系だ。ここでペナン島の経済格差などに言及する気はないが、地元の華人はやはり普通のプールに行くのだろう。
 12月26日は日曜日の午後でなかったら、多くの命が救われたであろうと思うとなんだかやりきれない。今回の津波で一番クローズアップされた被害者は、子供5人をなくしたマレー系の父親だった。彼も子供達を海水浴につれてきた人の一人で、「もしも」が重なれば不可避ではない被害者だった。
 屋台のミー・ウダンは、大きなエビがふんだんに入っており、華人も評判を聞きつけて食べに来る店だ。
 いつものように美味かった。
 この味を守ってもらうことが、あの惨事を忘れないことにつながって欲しいと願うまでだ。

Facebook にシェア
Delicious にシェア
[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

2024年5月
« 6月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

おすすめマレーシア本