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インドで砂漠リゾート発見。

2週間ほどインドに行ってきた。
久しぶりのひとり旅。
3回目のインドで、これまで行きそびれていた西部エリアをまわってきた。

そこでもっとも良かったのが、ラジャスターン州のジャイサルメール。

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西の果ての砂漠エリアで、インディアンジプシーの文化を感じられるところ。
フォートと呼ばれる要塞の内部には、美しい彫刻が施されたサンドカラーの建物が建ち並び、市場は活気あふれている。
規模もそこそこで、お散歩してまわるにもちょうど良い感じの、なんとも心癒やされる町なのだ。

ここの名物のひとつが、砂漠のラクダツアー。
ガイドブックでも紹介されているし、現地に行けば各ホテルでツアーを企画している。

そのなかで今回、ある縁で知り合った地元の人に、ワンランク上だという砂漠リゾートツアーを紹介された。
砂漠のラクダライドは完全にプライベイトな形式で、好きなテンポで歩いたり止まってもオッケーとのこと。
ひとり旅ゆえ、ガイドを兼ねたラクダ使いと二人きりは本来は避けるべきだけれど、信頼のおける人の紹介で「絶対に大丈夫」というので参加した。

ジャイサルメールの町から、ラクダポイントまではジープで40分ほど。

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途中でジプシーの女子たちと出会う。
独特な歌や踊りがカッコイイ。

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そして待っていたラクダちゃんに、いきなりテンションがあがる。
ラクダ使い兼ガイドは20歳くらいに青年だった。

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聞けばジャイプル大学の看護学科の大学生で、今は試験休み中。
出身は砂漠のなかの村で、電気が通じたのは数年前。
強風を利用した風力発電システムで供給されている。
しかし、水は井戸に頼る生活だ。
村の主要産業は山羊の放牧。
そこから州都の大学まで進学するとは、よほど優秀なのだろう。

子どもの頃に父親からラクダの扱いを習い「ラクダ語」を習得。
普段は父親がラクダツアーの仕事をしているが、大学が休みのときは父親にかわって働いているという。
ちなみにラクダはとても高価で、一般の個人で購入・維持するのは無理らしい。
ツアーを企画する「ボス」は約70頭のラクダを所有して、ラクダ使いの技術を持つ村人が雇用されて成りたっているのだ。

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そんな話をしながら、砂漠の村に立ち寄ったり。。。。

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砂漠に沈む夕日を愛でたり。。。

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そして到着したのがここ。

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砂漠のなかに突然出現した、テントリゾートホテル。

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室内は、下手な町のホテルよりも遙かに高級感ただよう。
掃除も行き届き、リネン類も清潔。
驚いたことにシャワーと水洗トイレも完備している。

そして夜は、ラジャスターンダンスのショーを鑑賞。

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砂漠のなかのステージでムードたっぷり。

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このまま空を見上げれば、満点の星空。

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このショーに出演しているのは、ジャイサルメールはもちろん、日本を含む海外でもツアーをおこなっているクイーン・ハリシュ一座。
一流の女形ダンサーとして、地元では一目置かれた存在なのだ。

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夕食は、地元ラジャスターンの郷土料理を含むビュッフェ。
味のレベルも高く、町の高級ホテルよりはるかに美味しかった。
もちろん冷たいビールもある。

体力勝負の砂まみれツアーも、それはそれできっと楽しいだろう。
でも砂漠の夜は冷える。
しっかり休んで眠りたい、新婚旅行や記念日旅行で行きたいという人にはおすすめ。

翌朝、マネージャーとチラリと話すと、この砂漠リゾートは日本はもちろん海外にも紹介されていないらしい。
今はインド国内の富裕層が利用しているという。

それでも英語サイトから個人的に予約は可能。
経営はインド国内で展開するホテルチェーンHotel Priya group(ジャイサルメール市内にホテルがある)
詳しい内容は公式サイトDesert Springsからチェックすることができる。

アフリカでの高級砂漠リゾートは聞いたことがあるけれど、実はインドにも。。。
来年以降は、なんとプールもできるらしい。




2014/11/17 | 旅と食

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