ポプラ社より2月に発売された、『マンガでマスター 手話教室』(監修:早瀬憲太郎/原作:山田せいこ/漫画:藤科遥市)の編集を担当しました。
といっても、漫画ページは編集部の担当で、小社はその間に入る、文章と図版で解説する読み物ページの担当です。
手話については、作家の高野秀行さんからいろいろとエピソードを聞いていたのですが、実際にテキストで解説するとなると、表現や伝え方が難しい部分も多かったです。
編集部の担当さんや、監修の早瀬さんにいろいろと手を加えていただき、無事1冊にまとまりました。ありがとうございました。
雑踏や騒音に惑わされることもなく、また、離れていても会話できるという点は手話の優れたメリットだと思いました。
以前、高野さんがろう者の人たちと一緒にドライブに行ったら、運転手がバックミラー越しに後ろの車と手話で会話しながら、ゲラゲラ笑っていて、運転大丈夫なのか気が気ではなかったそうです。でも、これは、ろう者の視覚情報の処理能力がケタ違いにスゴイためと気づいて、「同じものを見てるはずなのに、多分、見えている世界や情報量が格段に違う」といっていたのは、とても興味ぶかいです。