小社はもともと、音楽イベントやコンサートの主催、インディーズレコードの制作、音楽書籍や音楽雑誌の編集など、音楽系を得意とする制作プロダクションでした。
今ではいろいろな分野に手が広がって、360度全方向対応でがんばっておりますが、久しぶりに音楽書籍のお仕事が来ましたので、張り切って頑張らさせていただきました。
出版社はメイツ出版さん。
今回は、出版プロデューサーの須賀征晶さんの会社からの依頼でした。
ブルースハープの本や曲集に関わったことはありますが、実は、複音ハーモニカははじめて。
監修の田邊峯光さんにがっつり取材させていただき、1冊にまとめていきました。
(なべは1点しんにょう)
田邊さんは日本ハーモニカ芸術協会の会長をつとめておられますが、ひょうひょうとした語り口で、ハーモニカ演奏のポイントを丁寧にお話してくださいました。
日本人として、はじめてハーモニカの世界大会で優勝した佐藤秀廊先生に直接教えを乞うただけあって、ベース奏法や分散和音奏法のポイントは取材しているこちらも目からウロコでした。
今回は本の全体構成から、取材、執筆、デザインの仕上げにいたるまで、本の一式を自社で受け持ちましたので、久しぶりの「フル編プロ」業務でした。
6月上旬の発売後、すぐに重版がかかったそうで、なかなか幸先のいいスタートです。
(近くの楽器店と書店をのぞいてみましたら、書店のほうの棚にささっていました。)
複音ハーモニカを演奏されている方、ぜひお手にとってご覧いただけますと幸いです。
追記
1)7月末に3刷目が決定したそうです(祝)。
2)田邊さんが新しいクライアントさんをご紹介くださいました!