マレーシアやマレー・ミュージックを看板に掲げているけれど、最近ボクの耳を(目もか!)を掴んでいるのが、タイのお色気シンガー(死語?)、タタ・ヤン。衛星放送局ASTROのスターTVの看板役にまでなっているから、ビジュアルもしょっちゅう目にできるようになっている。
もう東南アジア制覇という状況
それにヒット曲の「El Nin Yo!」のノリの脳天気ぶり、いいよなぁ。ベッドを這いずり回るビデオ・クリップも本国では朝から流れているとか。いいよなぁ、自由の国タイ。
まじめでお堅いマレーシアには、“エロカワ”なんて期待できないと決め付けていたけど、いるんだよなぁ。マレーシアにも。
それで、このビジュアル。
レコード店の店頭で見たときは、ぶったタマげてしまった。セクシーご法度で、よくがんばった!。
「早く誰かだか教えろ!」、というタイミングなので逸るところを抑えて話していこう。
彼女は、ハンナ・サラ・タン。アーティスト名は、“hannah t”。
当地では、モデルやテレビ・タレントとして名が知られ始めているひと。
苗字からして中華系と察せられるけど、ちょっとエキゾチックなのは母親がケラビット族というサラワク州の少数民族であるとのこと。ペナン州出身で、81年生まれの25歳。キャリアの始めは、ミスコンでカナダで行われたミス・グローバル・ペティーテ・ワールド・ファイナル02/03で、準ミスに選ばれた経歴がある。
なんだか大事な話がどこかに行ってしまっている様だが、写真は彼女のアルバム『Crossing Bridge』のジャケットでもあり、歌手デビューも果たしているのだ。彼女はクリスチャンであり、昨年のクリスマスには『Timeless Christmas』というミニアルバムもリリースしている。こちらのジャケ写もお色気たっぷり。当地で幅を利かせている雑誌スタンド、ニュース・ドット・コムで、販売しているようだ。
さて、肝心のアルバム方だけど、完全にインターナショナル・チャートを意識した主流のポップス。歌の方は、特にうまいわけでも、個性があるわけでもない…。ラジオでかかっていても、言われなければ誰だかわからないのが辛いところ。
今のところアルバムの販売もインターネット中心の戦略のようだ。
まぁ、そんな評価は“完全ビジュアル”の彼女には無粋なのかもしれない。
当地では、8TVで『What Women Want』(毎週木曜日、午後10時半から)で彼女の顔が拝見できる。
彼女に世界の入り口はこちら。
駄目押しにもう一枚。
打倒、タタ・ヤン!…、か。