12日から発生しているスマトラ沖地震だが、ボクはその夜ペナンに居合わせた。
14日付の英字紙スターに「津波警報に用心」という見出しの記事が載ったが、見出しとは裏腹にペナン人の無警戒ぶりを嘆いていた。
（写真も同日付けのスター紙）
ボクは、午後11時ごろこの写真の撮影現場である海に面した通りのガーニードライブにいたのだが、「これじゃネェ」と思うような状況だった。
というのも津波警報を伝えるパトカーが、説明もなしに「バレッ（マレー語で帰れ！の意）」を連発しているだけだったからだ。はじめは、違法ビジネスの露店か、翌日が断食月だからマレー人のカップルでも追い払っている（そんな権利は警察もないはずだが）のかと思った。
途中で「オラン・ムダ・バレッ（若者は帰れ！）」とかいうフレーズも混じって、深刻さも感じられない。なんだなぁ、という感じ。
まぁ、屋台のおっちゃんに何が起こったのかを尋ねたら、「インドネシアで地震が起きたから避難しろ、って言っているんだよ。でも、ここまでは水は来ないから、ゆっくり座って食ってきな」と鷹揚に構えていた。
中華系は中国語紙の夕刊で詳細なんかはもうとっくに知っているので、鷹揚なのは根拠もなくもないが…。
それにしてもこんな津波警報じゃあんまり意味をなさない。無用なパニックを招くだけ。
04年の津波では52人がなくなったペナン。
もう少し、真剣に防災対策をする方がいいと思うのだが。
ちなみにマレーシアには、火山も、地震も、台風もがない国。「備えあれば憂いなし」たって、実体験が伴わないのだから災害対策もどうしようもない。
マレーシア・ライターの見聞録
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はじめまして。TAKENAKAと申します。15年近く前、マレーシアを旅行していた時、KLのCDショップで買ったHillaryのカセット(笑）を1ヵ月近くの旅の間、ずっと聞いてました。帰国してから改めて聞きなおそうとして探してみたのですが見当たらず、その事すらすっかり忘れていたのですが(そして、Hillaryの名前さえ忘れてしまいましたが）、昨晩、何気なく検索してみてビックリ！こんなマニアックな(失礼)サイトを立ち上げてらっしゃる方がいらっしゃった事に驚くとともに、探し続けたけれど見つからなかったHillaryの情報に無事たどり着く事が出来ました。大変ありがとうございました。
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TAKENAKAさん、はじめまして。
15年前の思い出とともに探していた情報にたどり着きましたか。
インターネットの力ですね。嬉しい限りです。
でも、ボク自身も書いたこと忘れていました。
電脳は、老いていく頭では保持できない記録をしっかりと留めていてくれます。
嬉しくないですね。