F1直下のカテゴリーGP2に誕生したマレーシア・チーム、「Qiメリタス・マハラ」の話も。
(写真:日本人最高位は獲得できなかったものの、総合9位でシリーズを終えた吉本大樹)
残念ながらホームとなるマレーシアGPで活躍できなかった吉本大樹とルカ・フィリピの両ドライバーだったが、4月4-6日にF1と併催されたバーレンGPの第2レースで吉本は12位からスタートし、4位に入る健闘を見せた。
吉本は「表彰台に届かなかったことは残念だったが、誇りの持てる結果」と語った。
フィリピは第1、第2レースともノー・ポイント、スーパーノヴァ所属のマレーシア人ドライバー、ファイルズ・ファウジも2レースともにリタイヤと振るわなかった。
ちなみに第2レースでは、マレーシアGPに続き小林可夢偉が2勝目、またアジア・シリーズの総合王者は最終戦を待たずしてグロージャン(フランス)が獲得した。
4月11-12日、GP2アジア・シリーズ最終戦となるドゥバイGPが行なわれた。
ドゥバイでは開幕戦も行なわれており、吉本は第1、第2レースでそれぞれ4位、6位、フィリピも第2レースで5位を獲得しており、最終戦での巻き返しが期待された。
第1レースで吉本は5位を獲得。今季最高位を上回ることはできなかったものの、ポイント獲得し、総合9位でヨーロッパ戦の前哨戦となるアジア・シリーズを終えた。チームメイトのフィリピはポイントを獲得できず、総合17位となった。
また、チーム・メリタスはコンストラクターズ部門8位でシーズンを終えた。
マレーシア人ドライバー、ファイルズは第2レースで7位入賞。今季2勝の小林可夢偉を1ポイント、またアイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナと同ポイントながら優勝回数で上回り、アジア人では最高の4位を獲得した。
GP2は、4月25日のバレンシアGPからヨーロッパに舞台を移し、F1と併催で11戦が戦われる。