今、取材中のネタを小出し。
今年はのマレーシア・スポーツ界の注目といえば、フォーミュラ・ワンのロータスなのだが、お家芸のひとつ、バドミントンを忘れてはいけない。
現在、BWF(世界バドミントン連盟)主催の個人・ダブルス種目競技の大会、スーパー・シリーズのマレーシアン・オープンが開催中。会場であるプトラ・スタジアムの盛り上がり様は、バドミントン人気を語るに十分だ。
バドミントン人気を支えるのは、男子シングルではリー・チョンウェイ(Lee Chong Wei、写真)、ダブルスではクー・キアンキアット(Koo Kean Keat)/タン・ブーンヘン(Tan Boon Heong)組と、“ワールド・ナンバー・ワン”のマレーシア人選手がいること。
リーもクー・タン組も明日の決勝まで勝ち残り、地元での勝利を期待したいところ。
マレーシア人女子選手は、シングルの注美人シャトラー、ウォン・ミュウチュー(Wong Mew Choo)は、惜しくも2回戦敗退だったが、ダブルスでチン・エイフイ(Chin Ei Hui)/ウォン・ペイティ(Wong Pei Tty)が準決勝まで勝ち進み、健闘した。
日本勢は、女子シングルの広瀬栄理子が、世界ランキング2位の選手を破って、準決勝まで勝ち進んだものの、決勝進出はならなかった。また、先週のシリーズ初戦の韓国オープンで2位を獲得し、日本人選手として唯一ランキング10位内に入っている藤井瑞希・垣岩令佳組も準々決勝で姿を消したが、シリーズでの活躍が楽しみ。
シリーズは、9月に行われる日本オープンなど全12戦。
マレーシアでは、今年5月、2年に一度行われる国別団体戦の最高峰であるトーマス/ユーバー杯の開催地となっており、バドミントン人気が続きそうだ。
衛星放送局ASTROのアストロ・スーパー・スポーツ2では、シリーズの中継があるので、日本勢、マレーシア勢の活躍を観戦してもらいたい。