そむちゃい吉田の音タイ夢 Vol.1
序:寄稿にあたって
タイ王国。この国の魅力に取りつかれて、何度も足を運んでいる人も多いことだろう。聞いた話では、世界中を飛んで廻っているパイロット達に「最後の永住先を選ぶとしたら?」と聞いたところ、タイが1番だったとか。世界の国々を見て、滞在した彼らがそう答えたのはなぜだろうか。物価の安さ? 人々の温和な性格? 充実したリゾート? たぶん、その全てが正解だろう。しかし、どの国でも同じように「旅行」で訪れるのと「住む」のとでは、その基準は大きく変わって来るだろう。
タイと関わって15年しか経たない若輩者の自分が、それについて書くという機会を与えてもらって大変光栄だが、どこまで、伝えられるかは文才に乏しい頭では疑問だが、わからない点はご質問いただきたい。
そのためにも、ある程度テーマを決めさせていただく。まず一つは、音。タイで聞こえて来る音だ。これには音楽も含める。実を言えば、個人的には一番書きやすいテーマでもある。そして、風景。タイを歩いて目に飛び込んで来る何気ない風景。そして、一番大変かもしれないが、タイ人だ。彼らの行動や思考などをわたしの経験をもとに解釈してみたいと思う。これらを日本との比較などをしながら、タイの魅力について書き進めてみたい。わたしなりの見方と考えが、謎を解き明かすヒントとなればと思う。おそらく、共感だけでなく、反論もいただくことになろうが、それらは全て大歓迎だ。思うところがあれば、どんどんお聞かせ願いたい。
(文・そむちゃい吉田)
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大人のタイ極楽ガイド 大人のイラスト会話タイ語
●そむちゃい吉田
略歴: 1963年5月生まれ
高校卒業後、バンドでプロを目指して都内でライブ活動を続けるも断念。同時期にはXジャパンやShow-Yaなどがアマチュアとして廻っていた。その後、新潟の山で隠遁生活を決め込み、冬はスキーペンション、夏はバイトと言う生活を7年以上続けていた。
そんな中の1992年4月25日 軍隊が民主主義デモへ発砲し、多くの死傷者を出している最中のバンコクを初めての一人旅で訪れる。その一度でタイの魅力に取りつかれて以降、数ヶ月に一度訪タイを繰り返す。
1999年4月25日。世紀末の日本から逃れるため渡タイ。 友人らと小さな会社を興し、細々とバンコクに暮らす。
2002年 バンコク情報誌「Daco」でのルークトゥン特集を監修
2004年3月、タイ女性と入籍。
2004年末、久保田麻琴プロデュース「Hotel Bangkok」(キングレコード)取材協力
2005年末より日本で出稼ぎ中。
【関係書籍】
・大人のタイ極楽ガイド 執筆監修 2006年6月
・新版 大人のイラスト会話タイ語 編集 2006年2月
・楽園生活(ムック) 取材協力 2004年12月
いずれも実業之日本社より
・心にいつも、る〜くとぅん♪ バンコク情報誌「Web」にて隔号連載中
開店休業状態ながら、ウェブサイト:ルークトゥン・タイランド!もある。
(http://loogthungthailand.fc2web.com/)