19日午前7時半、マレーシアが誇るR&Bアーティスト、レシュモニュは成田空港に到着。自身初の日本訪問。
深夜便の疲れも見せず、レシュさまスマイルで上陸。
早くも空港で日本式お辞儀を体得。早くも観察眼の鋭さをみせる。しかし、彼のさらなる 「ジャパナイズ」の序章に過ぎないことがわかるのに時間はかからなかった。
成田からの移動中日本の受け入れ先AISAは、南インド料理店で昼食を提案。
しかし、レシュモニュは、「僕は日本に着たんだから日本を満喫したいという」リクエスト。「だったらなぜ大浴場は、だめなんだよ」というAISA側の突っ込みもあったが、結局、都内某所の和食レストランに入り、写真メニューと首っきりになって選んだのは鍋焼きうどん。
感想は「まぁまぁ」という感じ。
新宿にとった宿のチェックイン時間には早いので新宿西口の大型カメラ店へ。
レシュモニュは、商売道具のマイクに魅入った。
午後からは東京アジア・ミュージック・マーケット(TAM)のウェルカム・パーティーに出席。
Pop Asiaの関谷元子編集長の計らいで中国No.1プロデューサー、ザン・ヤドン氏と面会。ジャンルがR&Bということもあり、お互いを訪問しあうことを約束。また、会場のスクリーンに「Hey Waley」のビデオクリップを流してもらうマレーシア人的な物怖じのなさでパーティの注目の的に。
確かにあの容姿と英語が出来れば、人が集まるよなぁ…。
パーティの後は、食事をしに歌舞伎町に繰り出した。なんと彼のご所望はビーフ。
確か彼はヒンドゥー教徒じゃなかったっけ、という疑問も頭をもたげたが、「コーベ、コーベ」を連発。そんな高い肉は食えんぞ、という反発も頭をもたげるのを抑えて、レストランを散策。
途中、歌舞伎町の町を闊歩するレシュモニュは、だれかれかまわず話しかける。AISA一同がドキッとしたのは、風俗店の呼び込みナイジェリア人にも話しかけた一幕。はじめはナイジェリア人も怪訝そうだったが、最後には固い握手と記念撮影までした次第。レシュモニュの人の心をつかむ人柄にあらためて感心。
夕食に入った居酒屋では、おでん、刺身、すし、焼き鳥など日本食三昧。しかし、レシュモニュ御所網のビーフがメニューになく、AISAはちょっと冷や汗。結局、超薄切りの鶏肉スライスの網焼きで急場をしのぐ事態に。日本の牛肉は白いんだ、とどうしようもないAISAの戯言でビーフは先送りに。
レストランを出た後もコマ劇場前やラブホ街で記念撮影をしまくりながら、ハイパーに弾け続けて、最初の夜は幕を閉じた。