今日の有力2大英字紙のスターとニュー・ストレート・タイムズ(NST)は一面は、どちらも坊主頭オヤジ達の写真で飾られた。
スター紙の写真(上)の方は、みんな頭に手をやって照れくさそうな顔のオヤジ達。
往年の林家三平師匠の「どーも、すみません」を思い起こさせてしまう。(古くて申し訳ない。でも、ボクはその世代ではないです)
ニュースは31歳から69歳までの11人が賭け麻雀をやっていたところを警察にとっ捕まり、拘置所で坊主頭にされたこと。麻雀といっても中国正月恒例で家族・親族・友人が集まってゲームとしてやるようなもので、どうと言うこともない話なのだが、イスラムが国教のマレーシアでは誤解される余地が大有りだったようだ。
警察では賭博の刑罰は再発を防ぐために坊主頭にする罰則があるそうだ。(ボクははじめて聞いた話だが)それで11人の言い分は、「年寄りが正月の楽しみでやっていることで、坊主頭はチト酷いのでは」ということ。まぁ、確かに正月には中華系のお金持ちが秘密の場所を借り切って庶民には想像がつかない額の賭けをやっているのは本当だ。と、いうのもボクがペナンに住んでいたころ場所を探していた人がいた。
近所の奥さんが妊娠しただけで男か女か賭けをするほど賭博好きの中華系とナンバーくじや宝くじでもご法度のマレー系との文化の差異は大きい。
マレーシアでも民族文化の差異が問題になることも多い。記憶に新しいところでは、04年の総選挙のとき、イスラム原理色の強い全マレーシア・イスラム党(PAS)に抗議する意味合いで、トレンガヌ州在住中華系が、州議会の前でビールを飲むパフォーマンスをしたことがある。しかし、こういった急進的なやり方だとメディアの方も写真や映像を取り上げづらくなる。
だから、このスター紙のように「どーも、すみません」的ポーズで大きな軋轢に発展しないようなものの言い方の方が賢明なのだ。一方、NSTの方の写真は、オヤジ達が悲惨な顔をしている。同情を買うだけじゃダメなんだなぁ
まぁ、抗議はユーモアを持ってやるのがよし、のマレーシアである。
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ネギシさんお久しぶりです〜
ナベタさんの日記を見たら、インパクトのある
坊主頭のオジサマ方の写真が・・・・・!
「お!」と思ったらネギシさんのご提供でした。
ユーモアを交えた抗議というのは難しいけれど、
ハマるとインパクトありますねえ〜。
家族マージャンで逮捕とは、ビックリしました!
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yukaさま、みていただいているとはなんと恐れ多いことです。
ナベタさんの日記とはどちらにあるのでしょうか。
ちょっと探してみますが…。