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日本人がかかわった映画『Sumo Lah』の秘話 – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

日本人がかかわった映画『Sumo Lah』の秘話

 在住日本人の窪田道博氏が原作・監督などでかかわったコメディー大作『Sumo Lah』が、ボクの近所で撮影が行われていたことは以前ちょっと書いた。(記事はこちら

 同作は当地映画界で新進のコメディー作品を生み出しているアフディリン・ショウキ(Afdlin Shauki)の監督・主演作による“スポ根コメディー”。シンガポール人コメディアン、グルミット・シン(代表テレビ・コメディー番組の役名ポア・チュウカンという方が通りがよいか)やタイ人女優のインティラ・チャロンプラも出演する話題作でもある。
 その窪田氏が地元邦字紙にリアルタイムで撮影や製作現場の様子を寄稿しているが、10月1日付けのコラムの内容に仰天。なんとシティ・ヌルハリザ(Siti Nurhaliza)にも出演要請をしていたそうだ。窪田氏によると渋るアフディリンを説得して、シティの事務所に連絡するところまでは行ったとのこと。もちろん、シティの多忙を理由に実現はしなかったが…。
 いやはや窪田氏の情熱には驚かされるばかりだ。
 個人的には、マレーシアでは“ダメ元的チャレンジ”は必要で、要するに“ねじ込み”や“ごり押し”も必要な手腕だと思うが、シティに出演オファーにまでやってみるとは…。
 でも、個人的には銀幕でシティは見たくない。シティが色気を出して、シティの歌の世界をなぞった主演作など出来たら、80−90年代の悪しき駄作になると思う。
 とにかく90年代に限ると人気歌手であるアウィ(Awie)とジアナ・ゼイン(Zaiana Zain)らが主演し、三角関係の末の悲恋というワンパターン・ストーリーが氾濫した。彼らのヒット曲の世界をなぞっただけと言うチープさなのだ。まぁ、60年代のマレー映画の古典であるP.ラムリー作品も自身が歌手兼俳優なので、劇中でも歌手として演じて歌うという黄金のパターンで、伝統と言えば伝統なのだが…。
 シティはせいぜいビデオ・クリップで許される臭い演技でいいよなぁ。『E.M.A.S』の「Debaran Cinta」のビデオなんか観たら、ちょっと映画に出したくなる気持ちもわかるけど。
 あとコラム中ではマレー映画界の女王エラ・ファジーラ(Era Fazirah)にも出演オファーをしていたのこと。製作側の狙いは、元恋人のアウィとの共演を画策した話題つくりらしい。ちょっと簡潔に説明するのはしんどいのだが、エラは元旦那のユスリー(KRU)とは別居状態であり、その状態が映画の公開まで続いていたら、ゴシップの格好の餌となるという読み。プロデューサーの策謀には驚かされてしまう。
 しかし、エラとアウィーが元カレ、元カノなんてもうマレー系でも忘れているよなぁ。まして、日本人で覚えているヤツなんてアサ・ネギシぐらいしかいないだろなぁ。
 こんな裏話を日本語メディアで楽しめるなんて思ってもいなかった。
 
 窪田氏は次作のシナリオ執筆中のこと。
 また『Sumo Lah』は、8月に撮影が終了し、来年の公開を目指して、編集作業中のことだ。
『Sumo Lah』情報サイト
『Sumo Lah』関連ブログ
 

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1 Comment

  1. アジケト アジケト
    2006年10月9日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
    こういうどうでもいいことは私覚えています(笑)
    >しかし、エラとアウィーが元カレ、元カノなんてもうマレー系でも忘れているよなぁ。
    この駄作映画(第一作)、Pertama complex前の映画館で
    見ています。あそこはもう映画上映していないんでしょうねー。
    マレーシアの映画館ってけっこう映画館らしくて好きでしたが
    どんどんシネコンに替わっていますね。ちょっと寂しい。
    コロシアムが最後の砦かな(KLでは)

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