マレーシア一の“出世型セレブ”といったらこの人しかいない。
ミッシェル・ヨー(Michelle Yeoh、45歳)が、フランス政府から“ナイト”にあたる爵号を受けた。
彼女のことを日本では、マレーシア人と知っている人は多くないかもしれないが、当地では美人の産地と知られるイポーの出身。82年ミス・マレーシアから香港映画デビューを経て、007の『Tomorrow Never Dies』でシリーズ史上2番目のアジア人ボンドガールに抜擢。アン・リー監督でアカデミー賞外国語映画部門賞を獲得した『クラウチング・タイガー、ヒドン・ドラゴン』にも出演している。
最近では、『ハムナプトラ』の第三作目への出演も決まっている。
なぜ、フランスから爵号?、というのは、彼女の恋人はF1フェラーリのボス、ジャン・タッド氏だから。F1中継では、よくジャン・タッド氏に付き添う彼女の姿が映し出される。ちなみにジャン・タッド氏もトレンガヌ州のスルタンからダトの爵号を授与されている。
さて、彼女へのナイト授与の理由は、チャリティーへの貢献。
生粋のセレブはマレーシアにもいるものだが、小国マレーシアから世界的名士というのはかなり羽柴秀吉的な出世だと思う。