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今年のベスト5アルバム – アサ・ネギシのページ/Music Raja
アサ・ネギシのページ/Music Raja
マレーシア・ライターの見聞録

今年のベスト5アルバム

 マレーシア音楽界の1年の総括とまではいかないが、簡単ではあるが印象的だったアルバムについて。
 今年は、ほぼインドネシア勢が自国でトップになったアルバム、曲がそのままマレーシアでも売れた06年ほどではなかったが、それはインドネシアのコマが出尽くしただけのこと。 国内勢もインドネシア・メロディの下手な模倣ばかりが耳について、残念ながら全体的に不作だったといわざる得ない。
 そのなかでいいと思った作品は以下。
●レシュモニュ(Reshmonu)『Superfine』(英語)
 もう2作目にして文句なく実力派として認められる存在になった。 
 でも、国内で売れた感じがなかったなぁ。彼のことだからポリシーがあって戦略をしているのはいいけれど、もう少し一般のファンに届く努力もしてもいいのでは。
●ファビュラス・キャッツ(The Fablius Cats)『Fantastik』(マレー語
 ヒップホップを下地にしたポップ4人組。アリ・フィキール(Ahli Fiqir)のように女性ボーカルを擁している。メロディーにマレー歌謡の泥臭さを漂わせていることを積極的に出しているところがいい。
●ベティ・ボナフェ(Betty Bonafe)『Ibtisam』(アラビア語)
 マレー語でも英語でもないので、本来ならば番外編に選ぶべきなんだけど、それだけコマがなかったということ。アラブ風ポップでは先輩格のワヒーダ(Waheeda)もアラビアで歌い始めているので、近い将来マレーシア産アラビア語ポップというジャンルとアラブ圏進出なんてことが起きるかもしれない。
●リパブリック・オブ・ブリックフィールズ(Republic Of Brickfields)『Ganjaran』(マレー語)
 うーん、メインストリームが好調ならばこれも番外編なんだけれども。Nuメタル・バンドのKoffin Kansar総帥アルによるレゲイ・バンド。マレー語もレゲイにあうんだな。Gerhana Ska Cintaというスカ・バンドもあって、同じ南国ジャマイカのサウンドが以外にもマレー語にハマることに感心した次第。
●V.A.『Kami The Album』(英・マレー語)
 うーん、これもオムニバス盤。地元テレビ局8TV による地元インディーズ・バンド紹介番組の企画盤。参加アーティストのMeet Uncle Hussainの「Untukmu」と「Lalala Kerjalah」が出色。マレー語バンドでこんな面白いメロディーができるものかと感心。他の新人バンドは、Nitrus、Bittersweet、Estranged、Couple、The Timesといったところも名を連ねている。
 他にはインディーズ重鎮バンドOAG、Pop Shuvit、Gerhana Ska Cinta、Love Me Butchといった一応名が通っているバンドも紹介されており、インディーズ・シーンの黎明期を作ったレーベル、ポジティブ・トーンの熱さを思い出させてくれるのが嬉しい。と、いうのもこのアルバムのレーベルは8TV系列のモンキー・ボーンで、ポジティブ・トーンそのものだったエクゼクティブ・プロデューサーにアーマッド・イザムの名がある。
 
 さらに脱線するとこのモンキー・ボーンは、8TVによるオーディション番組『One In The Million』の優勝者スキやファイザル・タヒールのアルバムをリリースしている。
 
 今年は、メインストリームのマレー語ポップがダメだった。
 ダヤン・ヌルファイザ(Dayang Nurfaizah)やアヌアー・ゼイン(Anuar Zain)といった中堅どころのアルバムも個人的には今ひとつだった。
 まぁ、半生をかけてマレーシア音楽マイブームをやっているのが身上なので、こんなことには懲りず、来年も聴き続けます。
 それでは、来年もまたよろしく。
 

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2 Comments

  1. Ouたstation Ouたstation
    2008年1月11日    

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     新年明けましておめでとうございます。コメントをするのが遅れてしまいましたが、自分なりの意見を、、。
     上記のアルバムの中で自分も持っているのが、Fabulous Catsだけなのですが、Fabulousに関して言えば(”Rimas”が好きで購入しました)、Ahli Fiqir(アルバムは持っていませんが)と比べるとキャッチーで分かりやすい所がポイントなのでは?と思います。ちなみにRuffedgeのCat Farishがメンバーの中にいるというのは、アルバムを手にするまで知りませんでしたが、彼が手がける作品(Zahidの”Milikmu”とか)も侮れないですよね。Ruffedgeは同じようなアーティストの中では好きな方なので、。
     あと上記のアルバムのリストを読んだ後”Kami The Album("Kami"という番組のサントラ盤なのでしょうか?全然知らなかった)”の収録曲を何曲かさっそく視聴してみました。新しい曲ばかりでなくて、OAGやGerhana Skacintaの昔の曲も収録されてますね(”Senyuman Ragamu”も!)、あとEstrangedの”Itu Kamu"は去年ヒットしたロック系の楽曲の中では、Ellaの”Rama-Rama”と共に愛聴した楽曲なので、この曲が収録されているのも嬉しかったです。
     Meet Uncle Hussainの曲は2曲共聴きましたが”Untukmu(確かHot Fmのチャートで首位になった曲では?)”は今アメリカのチャートで人気があるエモ系の音だとは思いましたが、何回か耳にすれば好きになりそうな曲ですね。ついでに他の楽曲も聴いてみましたが、良さそうなバンドだと思います。そういえば去年何枚かロック・バンドのアルバムを購入してみたのですが、アルバムを通して聴ける作品がなかったので(唯一好きだったのがPeterpanの新作ですが、彼らのファンなので、、)、ちょっとした発見をしたような感じになりました。
     もう1つ、あまりアルバム1枚を聴き通せる作品(たくさん購入しましたが)がなかった中で、去年自分が最も聴いたアルバムは、あの”Heart"サントラでした(ということで一番良く聴いた楽曲も、収録されていたIrwansyahの”Pencinta Wanita"でしたね)。でもインドネシア産か、、。
     他に良く聴いていたのはEllaのベスト、あとZahidの05年リリースのアルバムも良かったです。

  2. アサ・ネギシ アサ・ネギシ
    2008年1月14日    

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
     Ouたさん、08年第一号となる情報いっぱいの書き込みありがとうございます。
     業界的には、07年はアヌアー・ゼインの作品がインドネシア・ヒットメーカーを起用した力作というところに落ち着くようですけど。
     個人的には、マレー語のインディーズを中心としたエモ系バンドが面白かったのですが、アルバム単位でのリリースでないことと半分がインドネシアの模倣なので、評価に踏み切れないという感じです。
     
     イルワンシャーの「Pencinta Wanita」、確かに一番耳に残る曲でしたね。あと、「(ボクは)ワニじゃない」という歌詞も。意味は、“スケベじゃない”って感じですけど、「歌詞にもOKなんだなぁ」と思いました。

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