先に行なわれたAIM(マレーシア音楽産業)賞でお披露目されたプロジェクト『結束のためのマレーシア人アーティスト(Malaysian Artistes for Unity)』は15日、初めてとなる記者会見をKL市内で行なった。
会見には発起人であるプロジェクト・マネージャーのピート・ティオ(Pete Teo)を初め、映画監督ヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahmad)、ホー・ユーハン(Ho Yuhang)、マレーシア・レコード産業協会(RIM)のサンディ・モンテイロ氏、シンガー&プロデューサー、ジェイソン・ロー(Jason Lo)、中華系テレビ番組で活躍するチャン・フォン(Chang Fong)らがプロジェクトについて思いを語った。
また、会場にはコメディアンのハリス・イスカンダール、シンガーのレシュモニュ、スキ、女優のマヤ・カリン、また自身もミュージシャンとして活動しているインディー・ミュージックシーンのサポート役の実業家アレックス・ウォン氏などが顔を揃えた。
会見でピート・ティオは、同プロジェクトは“マレーシア人の結束”を訴えるテーマソングとビデオ・クリップを無料で配布することを説明した。賛同するアーティストは、ミュージシャンや映画人、セレブなどばかりではなく、アートに関わるすべての人々であることも付け加えた。
さらに参加アーティストは無報酬であり、プロジェクトの運営はボランティアの手によること、またスポンサーを受け入れず、また政治的立場から自由であることを強調した。また、ピートは「すべてのマレーシア人が感じていることを過小評価すべきでない」と語り、結束することの重要さを訴えた。
会見では、総勢40名ほどのマレーシアの顔である有名人が参加したヤスミン監督とホー監督の制作したテーマ曲「Here In My Home」のビデオ・クリップの完成版とメイキング・ビデオが報道陣に披露され、同時に公式サイトでの曲とビデオの無料ダウンロードを開始することも発表された。また、携帯電話の着ウタとして、通信会社マキシスが無料ダウンロードのサービスを提供する予定であることも明らかにされた。
同プロジェクトでは、アフドゥリン・シャウキ(Afdlin Shauki)によるマレー語版のテーマソング制作が進んでいるほか、同プロジェクト参加しているエア・アジアCEO、トニー・フェルナンデス氏がからんだ企画も進んでいるとのことだ。
(今日の所は、ベタ記事でご勘弁)