先の総選挙での与党後退で起きている変化を語るニュースを。
ナジブ副首相は、27日当地で行われたアジア・メディア・サミットの席で、「ブロガーの提起した根拠のない批判を政府として返答していく」という発言をした。
副首相によると、ブロガーを批判したり、サイトを潰したりする代わりに、政府としての見解を示していくということで、「政府の立場を理解してくれることになることを望む」としている。
“ブロガー”という言葉は、当地では特に政治的発言をする人々を指すニュアンスが強い。
多くの場合政府・与党の息がかかったテレビや新聞という既存のニュース・メディアが伝えないニュースを取り上げ、政府批判も辞さない人々、と言た感じで受け止められている。
“ブロガー”という言葉には、ちょっと危険な香りがしてカッコいいのだなぁ。当地の定義では、きっとボクはブロガーではないのがちと残念だけど。
政府与党は、総選挙での後退の原因をインターネット上のメディアが世論形成に大きな役割を果たしたことを重要視し始めたということだ。
しかし、『マレーシア・トゥデイ』というニュース・サイトの主宰者が、先に起きたモンゴル人女性の殺害事件の黒幕がナジブ副首相という報道したことで拘束されている。
ブロガーも言論で真剣勝負してこいということだろうか。
マハティール前首相も首相辞任を求めて与党を離党した直線にブロガーデビューしている。(こちら)
いい加減な政府を批判したら、ナジブ副首相が書き込んできたり、メールしてくるのかな。
ボクのところには、来ないな。多分…。