中国正月も終わりかけているさなかだけれども、明日が祝日で月曜日が振り替えで3連休となるためになんともエンジンがかからないマレーシア社会である。
ボクもなんだか閑人の看板に偽りがでてきて、なかなか更新できない次第だ。
で、中国正月といえば、マレーシアでお約束の祝賀CM。
今年もヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahmad)監督による国営石油会社ペトロナスのイメージCFが流れている。
(いつものように画像はリンクになっておりません。動画再生はこちら)
今回の主人公は、そう『邦題:細い目(Sepet)』でジェイソン役を演じたン・チョーセン(Ng Choo Seong)君。間違いかもしれないが、彼はヤスミン監督の広告製作会社の社員だとかで、一度彼女のオフィスですれ違ったことがあるだけだったけれど、スクリーンの中よりも好青年だった印象。
CFでは、さすがにヤスミン監督と息の合っているということで、彼も小さなドラマの役どころを余すことなく演じている感じ。最後は、やっぱりほろっとさせますね。
世の粗大ゴミ親父に幸あれ!
2本目は、2週間たっても興奮冷めないライブ映像。
(いつものように画像はリンクになっておりません。動画再生はこちら)
今月18日に行われたマレーシアで最も歴史ある歌謡賞ジュアラ・ラグ賞23で大賞に輝いたMeet Uncle Hussain(MHU)の「Lagu Untkmu」の熱演。
前回の記事以後、感想を書く暇なかったのだけれども、ジュアラ・ラグ賞は、審査結果や過程に疑問を投げられることはしばしばだが、マレーシア音楽界の歴史を創ってきた舞台だと思う。
やっぱ、「感動」するんだよね。毎回。
最近は、「あんまりいい音楽ないよな」と思っているときにジュアラ・ラグ賞を観ると、まだまだ音楽界は捨てたものじゃないと思わせてくれる。歌は、うまく歌うものでも、かっこよく見せるものでもなく、人の感情を揺さぶるものなんだよね。
ジュアラ・ラグ賞の舞台に立つ歌手のだれもが、そのことがよく分かっている。
MHUに関しては、ことあるごとに評価してきたけれど、この舞台でのボーカリスト、ラン(Lan)のハイトーン、観衆と会場を圧倒していた。
3冠獲得のファイザル・タヒル(Faizal Tahir)も、テレビ局側の思惑だけではない賞に値するパフォーマンスを魅せていたので、興味がある人はYouTubeで見てください。
*Ng Choo Seongのカタカナ表記に関するご指摘を受けましたので、訂正いたしました
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ナンダカンダ言いつつ、
AJLは、やっぱりホント感動しますっ!
ただ、歌手への受け止め方はいろいろですね。
ワタシはいつも通り、マレーに囲まれ見ていたのですが、MHUはかーなり×。
次の日職場でも女性陣もAJLを獲得したことについて喧々囂々。
田舎にはウケが悪い?(笑)
ちなみにワタシもイマイチですが・・・(苦笑)。
それでも、それだけ話題になる「気になるグループ」なんでしょうね。
恭喜発財! 今年もよろしくお願いします!
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sayaさん、そうですね。
ボクは、10数年もAJLを観てきたんで、「どうして音楽が多様化しているのにカテゴリーが増えないんだろうか」などの疑問は封印して、“紅白歌合戦”みたいに存在することに意義がある域でみています。(毎年ビデオに録画しているぐらいです)
もう英語で生活している都市層の若者にとっては、無縁のイベントなのでしょう。
MUH、Sayaさんの周りじゃ受けよくないみたいですね。
でも、インドネシア勢にやられっぱなしの業界としては、マレーシアらしさを持ったバンドだから期待が高いのでしょうね。
ただMUH、RTMで地元サッカーやフットサルの応援ソングとか、田舎向けの視聴者向けにも泥臭いこともやっているので、がんばって欲しいところです。
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今現在はどうなっているか分かりませんが、確かにNg Choo Seong氏はレオ・バーネットの社員でした。SEPET以降、MUALLAFのポスターを手がけたあたりまでは確実に社員だったと認識しております。
彼の名前の漢字表記が分からないのでハッキリとは申せませんが『ン・チュンション』(Ng Choo Seong)は名前の読み方としてちょっとおかしいと思いました。
カタカナ表記で一番発音に近い表記は『ン・チョーセン』(Ng Choo Seong)では?と思います。(Ng=黄さんという事で福建系である事は分かるのですが、他の漢字が分からないと名前部分の発音を推測する事が困難です)