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アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)、マレーシアで開幕! – アサ・ネギシのページ/Music Raja
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マレーシア・ライターの見聞録

アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)、マレーシアで開幕!

 すっかり、マレーシアのモータースポーツといえば、フォーミュラ・ワン(F1)の関連が大半だが、かかわりも長いラリーの話題を。
 アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC、全7戦)の今季開幕戦となる『マレーシア・ラリー』が、今週末24、25日。ジョホール州コタティンギ地区で開催される。

 注目は、本欄でも何回か紹介してきたが、97年から02年までマレーシアで武者修行をつんだ経験がある田口勝彦。今年3月に所属のラリーアートがモータースポーツ活動を撤退するという残念なニュースがあったものの、「MRF・タイヤ」からランサー・エボX(10)を駆っての参戦継続が決定した。
 今季は、APRC4連覇を果たしたコディ・クロッカー(豪)がプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)に昇格したこともあり、99年以来の自身2度目のAPRC制覇を期して臨むシーズンとなる。
 “第二のホーム”マレーシア開幕ということで、シーズンの飛躍につながる走りを期待。
(マレーシアのラリー・ファンにも「KATSU」として、高い認知度を誇る田口勝彦)
 また、マレーシア的には、地元国産車メーカー、プロトンが「プロトン・R3・マレーシア」として、本気モードで参戦するのも話題。

 車両は、昨年インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)でデビューしたサトリア・Neo S200が。ドライバーには、WRC王者で、05年に飛行機事故で帰らぬ人となったコーリン・マクレーの弟であるアリスター・マクレーとコディ・クロッカーのコ・ドライバーであるベン・アトキンソンの弟クリス・アトキンソンというラリー・ファンには、「おっ」となる顔ぶれ。今季、田口を脅かす存在になるか、注目。
 ちなみにサトリア・Neo S200は、WRCスペック車の開発も行うとのこと。
 ロータスの親会社ということで、F1マシンにもプロトンのロゴが入っているが、WRCで戦えるメーカーになるのか、見守って生きたいところ。
 
田口勝彦:公式ホームページ
観戦情報:マレーシア・ラリー公式ホームページ

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