昨年、急逝したヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahmad)監督。
7月25日で、一周忌(正式には二周忌と数えるのかな)を迎える。
彼女にまつわるニュースを2つ。
◎テレビ広告『Funeral』が、カンヌ国際広告祭で金獅子賞を受賞
ヤスミン監督が、08年シンガポール・コミュニティー・青年・スポーツ省の依頼で制作した『Funeral』(葬式)が、フランスで行われた第57回カンヌ国際広告祭で、コピーライティングと監督部門で最優秀賞となる金獅子賞を受賞した。
同作は、夫をなくした未亡人が、葬儀の席で夫のひどい鼾(いびき)の思い出を語った一幕を描いたもの。悲しい雰囲気にも笑いが起こり、「美しく不完全な夫が愛おしい」という印象的な言葉で締めくくる。
家族の絆をしみじみと表現した作品だった。
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◎映像作家が、ヤスミンの思い出を作品にして発表
映像作家ケビン・バスマン氏は、7月5-18日、KLパフォーミング・アートセンター(KLPAC)ペンタス2ロビーで、『In Her Own Words : A Celebration Of Humanity & Universal Love』と題したデジタル・アート作品を発表する。
同作は、ヤスミン監督がブログに遺した言葉とそれに触発されたバスマン氏が映像を加えた作品とのことだ。
詳細は、KLPAC 03−40479000まで