今日8月31日は、マレーシアの独立記念日。
ただ、ラマダン(断食)月中ということもあって、恒例のパレードは、屋内スタジアムでのイベントに変更され、祝賀ムードもおとなしめといった印象だ。
毎度のパターンで申し訳ないのだが、2010年版の独立記念祝賀CMの紹介だ。
(いつものことで申し訳ないですが、画像はリンクになっておりません。動画はこちら)
やはり、祝賀CMといえば、国営石油企業ペトロナス。
そしてペトロナスといえば、CMディレクターでもあった故ヤスミン・アーマッド(Yasmin Ahmad)監督の名作も数々を思いだすが、今年のバージョンは、ハフィズ・イブラヒム氏が監督、そして彼女の夫であるタン・イュウリョン氏がクリエィティブ・プロデューサーをつとめた作品。
自動車のデザイン・コンテストに臨む工業高専の生徒達のストーリー。ヤスミン・ファンには、遺作『Talentime』で主演したことでおなじみのナスワップ君が、主役の生徒の一人を演じている。
正直なところヤスミンCMの叙情性とそこからあふれるメッセージには、及ばないものの、マレー、華人、インド系が登場するというお約束事でドラマが進み、異民族間の友情や国民としての結束なんかを訴えるところが落としどころとしている他社のCMとは一線を画している。
まぁ、“多民族友情バンザイ”といったこの手の王道のテレコム・マレーシアの祝賀CM(こちら)もYouTubeで観ることができるので、どうぞ。
こうしてみてみると祝賀CMでも「はじめに多民族国家マレーシアありき」ではなく、個人のドラマを通して、多民族国家マレーシアを描き出したヤスミン監督の偉大さを改めて感じる次第である。
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こんにちは。
先週一週間、東京でヤスミン監督作品特集がありました。
私が予想していた以上に多くのファンが来ていて驚きました。
改めて、ヤスミンが遠く日本でも受け入れられていたのだと感じました。
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Noraさん、はじめまして。
もしかして在日本のマレーシア人の方ですか。
日本でのヤスミン監督人気は、亡くなってからではなく、生前から確固としたものでしたね。
マレーシアの映画人たちも彼女から何を受け継ぎ、何を生み出すか、模索しているようにも感じます。