2010年の終わりは、ミレニアム最初の10年の終わりということで、気の利いた1枚を紹介。01‐09年までのマレー音楽の名曲51曲を集めた3枚組みのアルバム『Satu Dekad』だ。
発売は、ワーナーからだが、EMI、ソニー・BMGなどの大手や地元レーベルのアーティストから広く音源が集められている。収録曲やアーティストなどは、あえて詳述しないので、手にとって楽しんでもらいたいところ。
レコード産業華やかし頃の90年代と比べ、ブームといえるものも少なかったこの10年だが、初頭のヒップホップ・ムーブメントや04年からのオーディション・アイドル群などが取り込まれていて、それなりに楽しめる構成となっている。
どうせならば、もう少しがんばって初頭のアラビア風ポップやエスニック・ポップ、そして最近のインディ・バンドも収録して欲しかった。
こうやって聴いてみると、00年代は、90年代と地続きでもあるし、そうでもない部分もあり。ただ、総体として「マレー音楽」というものは、あり続けていることは確かで、ボクのような人間は、来る10年も「マレー音楽」を愛聴していくことは間違いないな。
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このCDがリリース(通販サイトのWanitaで全収録曲が確認出来ます)されたのは知ってましたが、収録曲の8割以上(!)の楽曲が収録されたCDを所持しているので購入はしていません。でも、最近の”どうにかならないか?”と言いたくなる内容の乱発されている他のオムニバスと比べるとお勧めしたくなる、、というよりも”最近のマレーシア音楽の楽曲を知らない”、という人にはぜひ聞いて欲しいアルバムです。自分は2000年に初めてマレーシアの音楽に接したので多くの収録曲にそれなりの思い入れがありますが、、。確かに、1、最近のインディ出身のアーティストの収録楽曲の割合が少ない(ほとんど未収?)。2、(だと) Siti Nurhalizaのソロ楽曲が収録されていない(間違いなく、この10年の間にいろいろな意味で一番活躍していた、マレーシア音楽界を代表するアーティストだと思いますが)。3、他にもまだまだ収録して欲しい楽曲が、、。"Asmaradana", "Izinku Pergi", "Aspalela", "Mimpi", 等々。でも、"Hanya Kau Yang,,(いきなり1曲目!)", "Elegi Sepi(名曲!)", "Diari Seorang,,"は収録されてて良かったって感じもします。あと、マレーシアならではの楽曲("Alhamdulillah", "Kian" "Farhana","Angguk2")もしっかりフォローしている、という印象も受けました。でも、Hazamiの冬ソナテーマ曲のカバーは余計なのでは? とにかくお勧めします!